内容説明
第二ヴァティカン公会議(1962~1965)は、永いカトリック教会の歴史においても、画期的出来事であった。これを契機にカトリック教会はさまざまな分野で大きな変貌、飛躍をとげた。だが、それには多くの苦しみが伴われ、今もその苦しみは続いている。本叢書では、この公会議への道を拓くことになった思想家たちの著作、また現代のカトリック思想を代表する著作を幅広く紹介するとともに、わが国の研究成果を紹介し、21世紀を迎えるカトリック思想の発展に資することを目指す。本書は、一人の歌い手とその人が作ったと言われる歌について書かれたものである。歌い手とは、聖フランシスコのことで、その歌とは『兄弟なる太陽の賛歌』のことである。
目次
第1章 アシジの聖フランシスコ(1182~1226)
第2章 『兄弟なる太陽』と創造の意義
第3章 いと高き主、我々の兄弟
第4章 兄弟なる太陽
第5章 姉妹なる月と星たち
第6章 天候
第7章 姉妹なる水
第8章 兄弟なる火
第9章 我らの母、姉妹なる大地
第10章 平和、赦し、苦難
第11章 死の神秘
第12章 世界における悪
第13章 感謝、謙遜、奉仕
著者等紹介
ドイル,エリク[Doyle,Eric]
エリク・ドイル神父(OFM)は1984年8月25日、46歳の若さで急逝
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