ちくま学芸文庫<br> 美術で読み解く聖人伝説

個数:

ちくま学芸文庫
美術で読み解く聖人伝説

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年07月12日 08時19分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 427p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480095169
  • NDC分類 702.099
  • Cコード C0116

出版社内容情報

聖人100人以上の逸話を収録する『黄金伝説』は、中世以降のキリスト教美術の典拠になった。絵画・彫刻と対照させつつ聖人伝説を読み解く。

内容説明

13世紀のヨーロッパ、修道士ヤコブス・ド・ウォラギネによって書かれたキリスト教聖人伝『黄金伝説』。イエスやマリア、十二使徒をはじめ、総勢100人以上の聖人の生涯を収録したこの長大な書物は、聖書とともに、中世以降のほとんどのキリスト教美術の画題になったといってよい。本書は時代順の章立てで、主要な聖人ごとの逸話を絵画・彫刻など多数の美術作品と対照させつつ読み解き、キリスト教の本質に迫っていく。好評の学芸文庫書ろしオリジナルの「美術で読みとく」シリーズ。カラー口絵付。

目次

序章 『黄金伝説』について
第1回講義 マリアとイエス・キリスト
第2回講義 十二使徒たち
第3回講義 1世紀の聖人・聖女たち
第4回講義 2‐4世紀の聖人・聖女たち
第5回講義 3‐5世紀の聖人・聖女たち
第6回講義 その他の聖人・聖女たち

著者等紹介

秦剛平[ハタゴウヘイ]
1942年生、現在、多摩美術大学名誉教授、ケンブリッジ大学(クレア・ホール)フェロー、ヨセフス・セミナー運営委員、ヘレニズム・ユダヤ教部会運営委員(聖書文学協会、アメリカ)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

403
おもしろい。キリスト教の聖人たちを、彼らが描かれた具体的な絵画とともに紹介する内容なのだが、かなりフランクに絵画および聖人伝説を茶化す文体となっていて、読みやすい。これは、著者がどちらかというとユダヤ教に近しい人物であり、キリスト教(とくにカトリック)の中世における教会至上主義に嫌悪感を抱いているからこそ書けるものなのだろう。ちょっと、一部ではその挑発的なものの書き方が行き過ぎに感じる部分はあるが……。あと、文庫だから仕方ないが、絵画がモノクロで小さく、解説されても判別できないのは残念な部分である。2016/10/30

kaori

28
宗教絵画に聖人の知識は必須でしょう!と読み始めたが、まぁ残念なこと(笑)。著者の語り口の下衆っぽさに辟易。批判するのは良い。でも単なる否定では誰でもできる。仮に語り口に目を瞑っても肝心な論調があちこち飛ぶ(笑) 言及しておきながらそのもう一歩先がない。こちらが知りたいその先まで踏み込まず、肩透かしの感。シリーズの4作目という本書で、前書も読むつもりでいたが、もういいかな~。2015/11/30

aisu

13
聖兄の非公式本で参考文献になっていた。13世紀、ウォラギネという修道士が聖人達について書いた「黄金伝説」から、キリスト教美術に多く用いられている人をピックアップして紹介している。白黒の小さな絵だが、ないよりマシ。時々本音をぶっちゃけていて(「こんな奇跡を起こしたとされています。ホント?」的な)、無宗教の私などはクスッとなるだけだが、真剣にキリスト教について学ぶ目的の人に叱られないか余計な心配する。目次が索引になっているので、あの人って何した人だっけ?となった時に逆引きしやすい。2023/12/10

Fumoh

7
ウォラギネという中世の聖職者が書いた「黄金伝説」というカトリック聖人物語を参照しながら、ヨーロッパの宗教画を読み解いていくという趣向の本です。宗教画のモチーフとして様々なカトリックの伝承が用いられていますが、解説などされなければ確かに読み解くことは難しい。アトリビュートといって、画の中の人物に対して、神や聖人であることを示す特徴や「モノ」を書き添える決まりがあるのですが(ペテロ=鍵など)、顔や年齢は割と自由に決めてよい余地があったので、アトリビュートが分かりにくかったり、邦訳されていないヨーロッパの民間2025/06/28

ジュンジュン

4
シリーズ前三作が好評だったのか、今回はカルチャー教室での講義録を書籍化。コンセプトは同じ、軽すぎる語り口も、ウィットすぎるコメントも。2018/08/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6311015
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品