出版社内容情報
やっぱり古典はすばらしい。デカルトも鴨長明もみんな友達。少年のころから読み続け、今もなお、何度も味わう。碩学が語る珠玉のエッセイ、読書論。
内容説明
『論語』『聖書』『パンセ』『君主論』『徒然草』…碩学が自分流に楽しみながらつきあってきた古典23冊をめぐる、深く静かな、珠玉のエッセイ、読書論。
目次
1 人間とは何か(考える葦―パスカルの『パンセ』;故に我あり―デカルトの『方法序説』;知りたがる心―プルタルコスの『モラリア』;偽りのない書物―モンテーニュの『随想録』;食欲と美味と快楽―ブリア・サヴァランの『味覚の生理学』;心の貧しき者―マタイによる福音書;太陽と死―ラ・ロシュフコーの『省察と箴言』;運命の女神―マキアヴェリの『君主論』)
2 自分とのたたかい(隠れて生きること―エピクロスの一断片;孤独と法悦―アミエルの『日記』;遁世者の心―鴨長明の『方丈記』;空言多き世―兼好法師の『徒然草』;憂愁の天才―ショーペンハウアーの『意志と表象としての世界』)
3 生きる道を求めて(処世の要諦―千字文;仁者は山を楽しむ―論語;心に在るもの―詩経;内直而外曲―荘子)
4 古典と共に(宇宙国家の同砲―マルクス・アウレリウスの『自省録』;虫の黙示録―ファーブルの『昆虫記』;故事と共に―ルソーの『エミール』;怠惰な多忙―セネカの『道徳論集』;理想郷―トマス・モアの『ユートピア』)
著者等紹介
串田孫一[クシダマゴイチ]
1915‐2005年。哲学者、詩人、エッセイスト。東京生まれ。東京帝国大学哲学科卒業。上智大学、東京外国語大学などで教鞭をとる。「歴程」同人。1958年、山の文芸・芸術誌「アルプ」を創刊し、’83年終刊まで編集責任者を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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