ちくま学芸文庫<br> 世界史のなかの戦国日本

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ちくま学芸文庫
世界史のなかの戦国日本

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  • サイズ 文庫判/ページ数 315p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480094445
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0121

出版社内容情報

世界史の文脈の中で日本列島を眺めてみるとそこには意外な発見が! 戦国時代の日本はそうとうにグローバルだった!

内容説明

世界史の流れの中から日本列島を眺めると、意外な景色が浮かび上がってくる。群雄割拠の中から織田・豊臣を経て徳川安定政権を生んだ戦国時代。しかし15、16世紀の日本では、商業圏の拡大という別の覇権争いが始まっていた。サハリン・沿海州貿易を手中に収めようと画策する蛎崎氏、東南アジアにまで及ぶ西南海貿易で富を築いた琉球王国とその座を狙う島津氏、南蛮貿易のためにおたずね者まで取り込む松浦氏、当時の世界基軸通貨=銀貨をめぐり暗躍する倭人ネットワーク…。地域史をより広い視点で理解する「グローバル・ヒストリー」の先鞭をつけた歴史学の名著。

目次

第1章 一六世紀、または世界史の成立
第2章 蝦夷地と和人地
第3章 古琉球の終焉
第4章 ヨーロッパの登場とアジア海域世界
第5章 日本銀と倭人ネットワーク
第6章 統一権力登場の世界史的意味
付章 島津史料からみた泗川の戦い―大名領国の近世化にふれて

著者等紹介

村井章介[ムライショウスケ]
1949年、大阪市生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京大学史料編纂所を経て、同大学院人文社会系研究科教授。文学博士。倭寇・貿易・海運・港町・漢詩・対外意識・政治思想などを扱いながら、日本列島周辺の9‐17世紀を、広い「地域史」や「世界史」の文脈のなかで読み替えようと試みている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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岡本

77
Kindle。戦国時代を中心に日本及び日本人が如何に世界と関わっていたかが分かる。蝦夷や琉球との繋がり、ヨーロッパや東南アジアとの交易、日本銀の流出など様々。イメージ以上に戦国時代の大名や商人は諸外国と繋がっていたんだなと思う。2024/03/17

ひろし

57
日本から見た辺境、蝦夷地や琉球を取り上げているが、世界史的に見るとそうした地域は日本と異国を繋げている地域であったことがわかる。蝦夷地は日本とは認識されていなかったがとても豊かな土地で富が蓄積されていたこと、琉球は薩摩・明清に両属していた特殊な地域で明の海禁政策により貿易で栄えたが欧州勢に取って変わられたことなど、意外な事実ばかりである。2019/03/19

saga

32
第1章は総論。教科書を読んでいるようで、なかなかスピードに乗れなかったが、2章以降の各論は楽しめた。日本の辺縁部と世界との繋がりは興味深い。しかも、中央集権が完成前夜の地方の大名・豪族の動きや、海を越えて密貿易するしたたかな人々。古琉球の章では『テンペスト』を思い出した。鉄砲伝来も教科書では説明されない密貿易者との関連が面白い。日本銀(石見銀山産)が朝鮮や明国に与えた影響に思いをはせると、世界が繋がっていることが改めて実感される。2018/09/14

たま

28
『辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦』で取り上げられており、面白そうだと読んでみました。戦国時代の東北、北海道や琉球における交易、銀の流通に伴う倭人ネットワークなどのトピックを通して海外に開かれたダイナミックなイメージが浮かび上がる。世界史的に見ても16世紀は明の国力が衰え、スペイン、ポルトガルがアジアに進出し、秀吉が無謀な海外侵略を企てた(天皇を北京に遷都!)激動の時代だった。統一政権によりそのダイナミズムが失われていく様を描いた『星夜航行』の世界を思い出しながら読んだ。 2020/12/28

HANA

18
戦国時代というとどうしても中央の出来事、武田とか上杉、織田に目が行きがちだが、ここでは周辺諸国との関わり合いが書かれており、今まであまり読んだことの無い視点だったので面白かった。第一章二章では北の松前、南の琉球という視点から個々の対外政策を描き、その後は勘合貿易からヨーロッパの進出、統一政権の外交という流れを追っている。当時の日本の輸出の主力が銀であった事、ヨーロッパ人が既存の貿易航路を利用したこと等、ほぼ知らなかった事ばかり。読んでいると当時の日本は境界というものが揺らいでいたのだなという気もしてくる。2012/06/25

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