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ちくま学芸文庫
太郎写真曼陀羅―岡本太郎の宇宙〈別巻〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 399p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480094162
  • NDC分類 748
  • Cコード C0170

出版社内容情報

ここには彼の眼が射た世界が焼き付いている! 人々の生の感動を捉えて強烈な輝きを放つ岡本太郎の写真から320点余りを厳選収録。

内容説明

日本を、そして世界を旅し、その経験に基づく思索を多くの書物に結実させた岡本太郎。あわただしい取材の心覚えのために撮影されたおびただしい写真は、消え去った風俗や祭りの貴重な記録というレヴェルをはるかに超えて、今も鮮やかな輝きを放っている。「写真を撮ろう」などとは微塵も考えず、眼と心が捉えたものに向けてひたすらシャッターを切る。「見ろよ、いいねえ、凄いじゃないか」と。脈々と受け継がれた風土と暮らし。時代の荒波にさらされながらたくましく生きる人々。近年飛躍的に注目度が高まる岡本太郎の写真から320点余りを厳選して集成する。

著者等紹介

岡本太郎[オカモトタロウ]
1911‐96年。父は漫画家・岡本一平、母は作家・岡本かの子。29年渡仏、抽象芸術、シュルレアリスムの運動に参加。パリ大学で民族学、哲学を学び、バタイユらと活動を共にした。40年に帰国、42年中国戦線に出征。46年に復員後、花田清輝らと「夜の会」の結成し、アヴァンギャルド芸術を推進した。『今日の芸術』『日本の伝統』はベストセラーとなった。70年、大阪万博テーマ館のプロデューサーとして「太陽の塔」を制作。以後、テレビをはじめとするあらゆるメディアを通じて発言と行動をつづけた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

9
意識は「もの」に分けて記憶し、無意識は分けられにくい「こと」を記憶する。「ものごと」を撮る写真は、被写体(もの)を見るか、出来事(こと)を見るかによって解釈も変わる。が、シャッター切る側が「こと」を撮ろうとする写真では、見る者は動きや表情、熱気、匂い、味も感じ取れる場合がある。先史の記憶を読み取るために祭りや儀式を撮影してきた著者のカメラは、街の風景でも被写体(看板、女性、子供、フレームに偶然写り込む人)と共にその場の雰囲気に包まれる撮影者の身体感覚もフィルムに定着させたようである(写真320点所収)。2023/04/13

ダージリン

2
以前、岡本太郎が撮った祭りの写真が素晴らしかった記憶があり手にしてみた。どこか生々しさを感じさせる迫力ある写真が多い。沖縄と東北の写真が特に素晴らしかった。2017/05/24

リズール

0
11月23日に行われた第25回リーダーズ・ネストで紹介されました。2012/11/23

Arata Fujimura

0
メルカリで買った『太郎写真曼荼羅』届いたのでザザッと見てみた。パラパラ見るだけでも楽しい。2021/08/25

J. Tamura

0
全集にゆかりのある旅行写真が収録されている。ちゃっかり美人の写真も撮っているところから人間味を感じる。2020/10/14

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