ちくま学芸文庫<br> アインシュタイン論文選―「奇跡の年」5論文

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ちくま学芸文庫
アインシュタイン論文選―「奇跡の年」5論文

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  • サイズ 文庫判/ページ数 349p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480094032
  • NDC分類 421.04
  • Cコード C0141

出版社内容情報

「奇跡の年」こと一九〇五年に発表された、ブラウン運動・相対性理論・光量子仮説についての記念碑的論文五篇を収録。編者による詳細な解説付き。

内容説明

相対性理論についての最初の論文「運動物体の電気力学」はじめ、分子の大きさを求める方法、ブラウン運動、光量子仮説にかんする論文はどれも第一級の重要さをもつものと評価されている。本書はこれらの邦訳に加え、若きアインシュタインの性格や彼が生まれ育った環境、独特な思考プロセスに迫った充実の解説を収録。人間味あふれる天才の素顔と珠玉の論文が新訳でいきいきと甦る。

目次

1 アインシュタインの学位論文(分子の大きさを求める新手法)
2 ブラウン運動への取り組み(熱の分子運動論から要請される、静止液体中に浮かぶ小さな粒子の運動について)
3 相対性理論への取り組み(運動物体の電気力学;物体の慣性は、その物体に含まれるエネルギーに依存するか)
4 量子仮説に関する初期の仕事(光の生成と変換に関する、ひとつの発見法的観点について)

著者等紹介

アインシュタイン,アルベルト[アインシュタイン,アルベルト][Einstein,Albert]
1879‐1955年、ドイツ生まれの理論物理学者。チューリヒ工科大学を卒業後、スイス特許局に就職。勤務のかたわら理論物理学の研究を続け、1905年にはブラウン運動、特殊相対性理論、光量子仮説等にかんする重要論文を立て続けに発表した。このときの論文によって光電効果の理論的な説明付けに成功し、1921年にノーベル物理学賞を受賞

スタチェル,ジョン[スタチェル,ジョン][Stachel,John]
1928年生まれ。アメリカの物理学者

青木薫[アオキカオル]
1956年、山形県生まれ。京都大学理学部卒業、同大学院修了。理学博士。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

11
1905年の3〜9月に書かれた分子の大きさを求める学位論文、ブラウン運動に関する論文、特殊相対性理論に関する2論文、光電効果から光量子を仮説する論文と5つ並ぶ本書をページ通りに読むと、古典力学を完成し、力学と電磁気学の齟齬を修正し、両者の限界を指摘するというストーリーが描ける。が、本の最後の光量子仮説が最初(3月)に書かれた点に惹かれる。膨大なデータを一般化する原理的理論と著者が呼ぶ相対性理論に関する説明の次元から、仮想から演繹してデータを説明する構成的理論が逸脱して後の量子力学を引き寄せる点が興味深い。2022/01/09

shinano

11
人間が自然科学で大前進する理論や法則をひとりの人間がいくつも生み出した「奇跡の年」という1666年と1905年。一人はニュートン、もう一人がアインシュタイン。本書はアインシュタインの1905年に出た特殊相対性理論を含む五つの論文の和訳と解説、彼の評伝で構成されている。論文に行き着くまでの彼の考察の進め方、論理的部分と直観的部分の融合や、人間味な発言や社会的思想が読める。論文では、彼の論考手順や数式表記手順と座標変換で対称性の応用、原理・定理・法則の利用法、仮定の打ち出し方などが知れて私には意義深い。2012/01/27

人工知能

6
これは面白い。若いころのアインシュタインの育ち、思考方法、境遇、天才ニュートンとの比較、論文が出たころの背景、その後の評価、推移。こういうことが、重厚な解説つきのアインシュタインの論文5編の理解をより深めてくれる。アインシュタイン自身は、相対性理論よりも光電効果(光の量子仮説)のほうが真に革命的だとしていて、確かに相対性理論は古典物理学の延長にあるのに対して、光電効果は量子力学に繋がるものだし、納得した。論文の内容もお手本のような論文で、ため息がでるレベル。2016/10/20

黒豆

4
定性的なことは他の本で理解しているつもりだった。もう一歩進んで理解したく背伸びして読む。当然、数式での説明となる、微分方程式はまだしも偏微分方程式などなど、遠い昔の大学時代には多用したが、会社勤めで必要になることはなく、やはり頭から消滅しており難しい。2016/03/21

ノコギリマン

1
こういう、なにが書いてあるのか最初から最後までわからないものを読むと、自分の無知っぷりを知れてすごく興奮する。基礎から勉強しなくてはなー。2013/11/05

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