出版社内容情報
各分野を代表する大物が解説する、ホンモノかつコンパクトな哲学事典。教養を身につけたい人、議論したい人、レポート執筆時に必携の便利な一冊!
内容説明
大学生や専門家たちに長らく愛用された哲学史の参考図書、『西洋哲学史の基礎知識』が文庫版で復活。ギリシアからアラビアまで、哲学、宗教から科学まで、西洋哲学の源流となる諸概念を精選。各分野を代表する豪華執筆陣がわかりやすく、きっちり解説した便利な事典。
目次
第1部 古代の哲学(ギリシア思想の土壌;ソクラテス以前の哲学 ほか)
第2部 中世の哲学(中世哲学の発端;カロリング・ルネサンスと神秘主義の起源 ほか)
第3部 近世の哲学(ユマニスムと宗教改革;17世紀の理性主義 ほか)
第4部 現代の哲学(新カント派;社会科学方法論 ほか)
著者等紹介
生松敬三[イキマツケイゾウ]
1928‐84年。元中央大学教授。近世哲学、西洋思想史等を専門に研究
木田元[キダゲン]
1928年生まれ。中央大学名誉教授。ハイデガー、メルロ=ポンティを中心とした現代哲学が専門
伊東俊太郎[イトウシュンタロウ]
1930年生まれ。東京大学名誉教授。科学史、科学哲学、比較文明論を専門に研究
岩田靖夫[イワタヤスオ]
1932年生まれ。東北大学名誉教授。2003年文化功労者。古代ギリシア哲学を専門に研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masabi
15
【要旨】西洋哲学史の小事典。システム哲学まで収録されている。【感想】買ってから年単位で積読となっていた本。事典と銘打っているが古代から現代まで時系列順になっており通読もできる。中世のキリスト教哲学に馴染みがなさすぎて中世だけ読むのに時間がかかった。名前だけ知っている人の果たした意義などを知れてよかった。項目によっては用語の解説もないのでこれ一冊で概要が掴めないものもある。索引は人物と事項の2つがあり便利かもしれない。2017/08/22
artetica
4
教授に勧められて読んだ本。院試対策に使用。西洋哲学史に出てくる哲学者の主要な理論は現代までほぼ網羅。用語解説まではないので理解に苦しむ部分も多々。総じてコンパクトにまとまっていて良書。
ArcCosine
3
網羅的な知識として読んだ。哲学と宗教が密接に関わっている事を知ることが出来た。2013/05/17
たこあし
2
飛行機の窓から地上を眺めてるよう。あの丘は知ってる、西側に川が流れていて、丘から見る夕陽が美しいんだ。でも、あの丘が大きな山脈の突端だなんて知らなかったし、その川を下るとあの街に至るなんて、知らなかったな、という感じ。2024/11/25
ハルミン
1
めっちゃむずかしかった 特になじみのなかったヤスパースとか2014/10/22