ちくま学芸文庫<br> 「伝える」ことと「伝わる」こと―中井久夫コレクション

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ちくま学芸文庫
「伝える」ことと「伝わる」こと―中井久夫コレクション

  • 中井 久夫【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 筑摩書房(2012/02発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 412p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480093646
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C0111

出版社内容情報

精神が解体の危機に瀕した時、それを食い止めるのが妄想である。解体か、分裂か。その時、精神はよりましな方として分裂を選ぶ。

内容説明

精神の解体を途中で食い止めるものに妄想がある。精神が、解体か分裂かの危機に瀕した時、比較的ましな方として分裂を選ぶのではないか…バベルの塔を比喩にして精神=身体を論じた「解体か分裂か」。統合失調症を中心に精神疾患の発病過程、臨界期、回復期への新たな視点を提起した「精神科の病いと身体」、「統合失調症者における「焦慮」と「余裕」」。他に描画治療論、言語論、心のケアなど、著者がもっとも活発に著作・翻訳活動に励んだ1980年代を中心に22編の論文・エッセイ等を収める。阪神・淡路大震災後の都市論を語った磯崎新との対談『都市、明日の姿』を併録。

目次

1(統合失調症患者の回復過程と社会復帰について;精神科の病いと身体―主として統合失調症について ほか)
2(精神病水準の患者治療の際にこうむること―ありうる反作用とその馴致;統合失調症者の言語―岐阜精神病院での講演 ほか)
3(関係念慮とアンテナ感覚―急性患者との対話における一種の座標変換とその意味について;禁煙の方法について―私的マニュアルより ほか)
4(私の日本語作法;翻訳に日本語らしさを出すには―私見 ほか)

著者等紹介

中井久夫[ナカイヒサオ]
1934年、奈良県生まれ。京都大学医学部卒業。現在は神戸大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

i-miya

42
2013.01.26(初読)中井久夫著。 (カバー) 精神の解体の途中で食い止めるものとして、「妄想」がある。 精神の「解体」か、「分裂」かの危機。 比較的ましなほうとして、分裂を選ぶのではないか。 バベルの塔を比喩にして、精神=身体を論じる「「解体」か、「分裂」か」。 統合失調症など精神疾患の進行、回復過程に新視点「精神科の病と身体」。 「統合失調症の焦燥と余裕」。 描画治療論、磯崎新との対談。  2013/01/26

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40
2013.02.12-1(つづき)中井久夫著。 2013.02.12 大貫は文化人類学者。 その訓練と米国における長期間の滞在は、米国文化の研究。 欧米人の身体、特に身体違和感についての意識。 わが国の統合失調症患者の身体的愁訴もきめ細かいのである。 医師の多剤投与にも関連が考えられる。 第二の体験は、土居健郎との対話である。 2013/02/12

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35
2013.01.31(つづき)中井久夫著。 2013.01.31 (三)治療において「信頼性の溝」を最小限にするようもっていく。 患者から見れば、SF的な状況を、私たちがつくりだして気づかないことが、ありうる。 権利の明言。 (1)言いたくないことは、いわないでいい権利、(2)(医師を怒らせるかもしれないと患者が推定するような)言いにくいことを言う権利。 それらの権利があることを明言するほうがいい。 秘密容認は、自我強化を、逆に秘密を○うことは、自我弱体化の作用がある。 2013/01/31

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34
2013.02.14(つづき)中井久夫著。 2013.02.14 実際に統合失調症において、危機に瀕すのは、第三以下の身体であり、いずれもリハビリテーション(生活再建)に関与するものだからである。 たとえば、第五の身体-(生命感覚の源泉)は、気力の源泉としての身体と云える。2.統合失調症における身体-心身症との関連において。 私見によれば、統合失調症といわれる一連の病態において、多面的に身体に関係しているものは少なくない。 2013/02/14

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33
2013.02.02(つづき)中井久夫著。 2013.02.02 (六、つづき)道徳的、修身的表現は、一般に治療妨害的である。 逆に、極めて具体的に再発から少しでも遠ざかる生き方を患者とともに発見する。保証的発言、たとえば、「睡眠さえ十分であれば、あなたは、まず、大丈夫だ」など、は不安を軽くし、再発を遠ざける。 七転び、矢隠岐、八起き。  2013/02/02

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