ちくま学芸文庫<br> 選択本願念仏集

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ちくま学芸文庫
選択本願念仏集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 381p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480093226
  • NDC分類 188.63
  • Cコード C0115

内容説明

仏教者としてすべての人を救おうと決心した法然。彼は、「念仏すれば例外なく誰もが救われる」という教えを説き、民衆から熱烈に歓迎された。それ以前の仏教では、成仏するための条件があまりに多く、専門の修行を積んだ僧侶さえも悟りの境地に至ることが難しかったからだ。失脚した政治家・九条兼実の要請により書かれた救済の書『選択本願念仏集』では、なぜ念仏すれば救われるのか、そしてなぜ念仏でなければならないのかということが、徹底的に論じられている。人間存在の不確実性に悩み、「ほんとうの人生」を求めるすべての人々の問いに答えてきた、日本浄土仏教の精髄。

目次

道綽禅師、聖道・浄土の二門を立てて、聖道を捨てて正しく浄土に帰するの文
善導和尚、正雑二行を立てて、雑行を捨てて正行に帰するの文
弥陀如来、余行を以て往生の本願となしたまわず、唯、念仏を以て往生の本願となしたまえるの文
三輩念仏往生の文
念仏利益の文
末法万年の後に、余行悉く滅し、特に念仏を留むるの文
弥陀の光明、余行の者を照らさず、唯念仏の行者を摂取するの文
念仏の行者、必ず三心を具足すべきの文
念仏の行者、四修の法を行用すべきの文
弥陀化仏の来迎、聞経の善を讃歎せず、唯念仏の行を讃歎したまうの文〔ほか〕

著者等紹介

石上善應[イシガミゼンノウ]
1929年小樽市生まれ。1956年大正大学大学院文学研究科仏教学修士課程修了。大正大学教授、韓国東國大學校碩座教授を経て、大正大学名誉教授、淑徳短期大学学長、浄土宗總合研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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出世八五郎

21
本書の前に浄土三部経(+往生要集など)を読むのを薦める。___理由は、経典の名前と仏教用語でほぼ文章が覆い尽くされ、いずれも先の経典名などが多く頻出されてるから。___【書き下し文(=訓下し文)】あり。【語釈】仏教用語の説明。【要旨】現代語訳であり著者の解説。___“二河白道の譬え”が面白かったが、それ以外は読むに早過ぎか、求めるものとは違った。___一日一編など熟読を必要とする本だと思う。___雑感:当時としては法然は衝撃だったらしいが、現代ではそれが解り難い。常識を覆し広まった教えが自明となったから。2016/05/21

壱萬参仟縁

12
解説によると、法然は木曾義仲の都への乱入で一日、聖教を見ることができなかったと述懐(341頁)。戦が宗教家に迷惑となる。原文→語釈→要旨という構成。要旨で理解する。選択とは、あれもこれも、というのではなく、あれか、これか、の二者択一の決断を意味する(032頁)。この決断を迫られるとき、人間は大きな間違えをしでかしかねない。法然は経典を耽読、熟慮し、一切経読破したという(052頁)。法然は自己の世界での対決によって「選択」を生んだ(088頁)。選択とは、選捨して選取するのが唯一の念仏だった(094頁)。2013/08/29

moonanddai

8
読んでみて思ったこと。「やはり」この本は仏教界としては画期的なものだったのだろう、ということ。(私の浅はかな見解としては)それまでの民衆の間での仏教とは、現世利益を求める雑密的、呪術中心だったのではなかろうか。そこに仏教の「教え」を広めた(その広がり具合がどのくらいのものか、まだ分からないけれど)ということに意義があるのでしょう。「悟り」は浄土へ行ってから、極楽往生のためには念仏が一番、というか念仏だけでいい…。これなら他の宗派は、怒るでしょう。2022/03/14

feodor

3
読んだけれども、途中からは要旨の部分だけ呼んでいた感じだった。従来あった宗派との区別、念仏がなぜほかの仏教的修行より優れているのか、という話をひたすら読んでいた。消化本に近かったかも。2011/09/15

くらぴい

2
法然の代表的な著作。法然は源信の著作にも学び、経典も大量に学び専修念仏の道を切り開きました。2019/02/03

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