内容説明
素数は無限に存在するのか?偶数と奇数はどちらが多い?地図を塗り分けるには何色あれば十分か?身近な「数」と「図形」の織りなす世界に目を凝らし、問題を見出すこと―歴史を揺るがす大発見の数々はそこから生まれて来たのだ。数学者たちはいかにして問題を発見し、それに取り組んできたのか。整数に関する問題や図形の最大・最小に関する問題から、四色問題やフェルマーの最終定理にまつわる話題まで、問題への着目からその解決に至る考え方・プロセスを丁寧に解説。数学的思考の醍醐味を予備知識なしに味わえる読み切り22篇。
目次
素数の系列
曲線網の編成
二、三の極大問題
不可測線分と無理数
シュワルツによる垂足3角形の極小性質
フェエールによる同じ極小問題
集合論から
組合せの問題について
ウェアリングの問題
自分自身と交わる閉曲線について〔ほか〕
著者等紹介
ラーデマッヘル,H.[ラーデマッヘル,H.][Rademacher,Hans]
1892‐1969年。ドイツ、ヴァンズベク生まれの数学者
テープリッツ,O.[テープリッツ,O.][Toeplitz,Otto]
1881‐1940年。ドイツ、ブレスラウ(現ポーランド、ヴロツワフ)生まれの数学者
山崎三郎[ヤマザキサブロウ]
1908‐1974年。静岡県生まれ
鹿野健[カノタケシ]
1941年、東京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。