出版社内容情報
内容は後日登録
内容説明
日蓮の思想は、近代日本において超国家主義者に信奉されるなど、時に危険なイデオロギーとも目されてきた。だが、実際の著作を読んでゆくと、真の日蓮は一筋縄ではゆかない、実に多面的な思想家であることに気付くだろう。政治権力に挑戦する闘う思想家、孤独で内省的な理論家、ユートピアを思い描く夢想家、おおらかな現実主義者など。魅力的なその人柄に触れつつ、『立正安国論』『三大秘法抄』などの遺文をひとつひとつ読み解き、多彩で奥深い思想世界を探る。ちくま新書版に増補をくわえて刊行する。
目次
1 日蓮を読むために
2 神話と事実
3 闘う仏教者
4 内省と自覚
5 理想と現実
結び 呼びかける日蓮
増補 鎌倉仏教と日蓮
著者等紹介
末木文美士[スエキフミヒコ]
1949年山梨県に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。東京大学大学院人文社会系研究科教授を経て、国際日本文化研究センター教授。仏教学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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