ちくま学芸文庫<br> 音楽機械論

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音楽機械論

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  • サイズ 文庫判/ページ数 303p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480092274
  • NDC分類 760.4
  • Cコード C0173

出版社内容情報

内容は後日登録

内容説明

1984年、東京―思想界、音楽界の巨人が音楽・文化について語りあった。坂本の創作現場に吉本が立ち会い、デジタル・シンセサイザーなどを用いた最先端の作曲手法を坂本が解説する。そこでは音楽が作品として屹立していく様が丁寧に描かれ、同時にモードが変わりつつある文化の時勢を見極め、未来を予測する先見的な対話が紡がれた。既成概念が壊され、技術革新による新時代到来を予見できた時代の、出色のドキュメント。巻末に1984年を振り返る、坂本への文庫版特別インタビューを収録する。

目次

1 現代の音楽工場見学
2 ムジカ・コンビナトリアのあらたな探究
3 電子音楽作曲のためのプログラム―YOSHIMOTO=SAKAMOTO PROJECT(リズム/ベースをつくる;作曲・補作作業;アレンジ)
4 歓ばしき音楽機械!?
文庫版インタビュー モードが変化した一九八四年

著者等紹介

吉本隆明[ヨシモトタカアキ]
1924年、東京生まれ。東京工業大学卒。詩作、評論で名を成し、詩集に『転位のための十篇』(荒地詩人賞受賞)等がある。また、戦後思想家としての評価を確立した

坂本龍一[サカモトリュウイチ]
1952年、東京生まれ。1976年、東京芸術大学大学院修了。学生時代から音楽活動を始め、1978年にアルバム「千のナイフ」でデビュー、後にYMOに参加し世界的成功を収める。また『戦場のメリークリスマス』等、映画などに楽曲を提供。環境・平和問題についても積極的に発言(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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原玉幸子

16
追悼坂本龍一。「批評家は音楽に関しては所詮二流」等の言葉の小気味良さもありますが、坂本が1985年当時の前衛/先進音楽からユーミン、前川清に至る迄を言語化しているその鋭さに吃驚しました。そもそも、無理のある吉本が「知っている」「感じている」を繕っている気がするので、音楽の可能性と限界、そして坂本の作曲のインスピレーションを知りたいとの興味で言えば、(本書自体、坂本と「知の巨人」の取り合わせがウリだったのでしょうが)対談者は吉本でない誰か他の相応しい人がいたのでは。誰とは言えませんが。(◎2023年・夏)2023/06/10

サイバーパンツ

6
はっきり言って二人の話は全然噛み合ってないのだが、クラフトワークの平板で心地よい退屈さにピンと来ないおじいちゃんな吉本が聞き役に徹することで、坂本から言葉を引き出す良い対談になっている。意識的な盗作の話や海外から見たオリエンタルなトンチキ日本を演じてみせるYMOの話から、テクノポップの精神性とおたく的なものの連続性を思い、椹木野衣の『シミュレーショニズム』や『テクノデリック』を読み返したくなった。2022/01/31

へくとぱすかる

4
音楽への実践がほとんどない吉本さんが、坂本さんと音楽を最前線で語るというのがスリリングだし、音楽の本質に迫れる対話になっているところに凄さを感じる。30年近く前の論考だけど、音楽の現場ではここまで音を解体して計算しつくしているという現実に、驚く他はない。2013/11/11

manmachine

3
「吉本さんは根本的に音楽が分かってない」(by坂本『EveCafe』)2009/09/01

OjohmbonX

2
最後の方で、音楽のマジ批評ってまだない、どうしても比喩になるか構造分析にしかならなくて、音楽そのものとは離れちゃうという話をしてて、もし批評があるとすれば、どうやってその音楽が現にそこにある(あった)のか、その様態を見せてくれるようなものだろうなと、例えば蓮實重彦の「『ボヴァリー夫人』論」を思い浮かべながら想像してた。あと吉本隆明が坂本龍一に歌謡曲をいくつか聞かせて「なんかイライラしちゃう」と言わせてて、なんだこれは。坂本が吉本に歌のない現代音楽を聞かせる、吉本が坂本に歌のある大衆音楽を聞かせるという本。2014/10/19

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