ちくま学芸文庫
数のエッセイ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 245p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480090416
  • NDC分類 410.4
  • Cコード C0141

内容説明

数にはそれぞれ顔がある。“28”はその不思議さから完全数と呼ばれた。エウクレイデスはその4つを知り、それらの関係の秘密を発見した。その後探索は続いたが5番目の“33550336”が知られたのはルネサンス期に入ってからのことであった。また“220‐284”のように、お互い同士が不思議な関係は、友愛数と呼ばれ、それが偶数同士の場合の和は、なぜか9の倍数の場合がほとんどで…。数のおもしろさに幼いころから魅せられた数学者が、さまざまな話題を、理論と実験を通してくりひろげる異色の数学エッセイ。ほかに、円周率をめぐって、正多角形のタイル張り、公式集の誤りについて、などを収録。

目次

数学の難しさ
数の表わし方
大きな数の話
完全数と友愛数
百五減算
円周率をめぐって
正多角形のタイル張り
将棋盤のぬりわけ問題
占数術か、物理学の革命か
公式集の誤りについて
一般教養の数学

著者等紹介

一松信[ヒトツマツシン]
1926年、東京生まれ。東京大学理学部数学科卒業。立教大学教授を経て、京都大学数理解析研究所教授、同大名誉教授。のち東京電機大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

1
正しくは、再読ですが。最近、イアン・スチュアートの『秘密の数学の本棚』を読んだりしていて、私が従来、思っていた数学とは、やはり違うんだなと感じる。基礎教育で学ぶ数学とはだいぶ趣が違うと思う。昨今の数学教育はまた違うのかも知れませんが。2022/06/23

Steppenwolf

1
Fアマゾンの読者書評では絶賛されいたのでわざわざ古書を購入して読んだ。しかしながらいささか掲載された時期が古いので内容が現代の読者に合わない。少なくとも私はそう感じた。中でも将棋盤の塗り分け問題はまったく興味を抱けなかった。2020/02/29

キリ

0
表題どおりの数学教授による数にまつわるエッセイ。数学を始める取っ掛かりに良いのではないかと思う。2015/03/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/34061
  • ご注意事項