内容説明
古事記は遠い古代から私たちになにを語っているのか。古事記を構成するひとつひとつの言葉を分析し、本文の文脈に即して意味を確定する全注釈。本居宣長『古事記伝』以来の解釈について、国文学はもとより、民俗学、人類学、神話学等の視点、知見を導入して根本から問い直し、ひとつの世界としてその全体像を明らかにする。西郷古典研究の最高到達点であり、古事記研究の金字塔。第五巻には「神武天皇」から「垂仁天皇」までを収録。
目次
第18 神武天皇(神倭伊波礼毘古命)
第19 神武天皇(続)
第20 神武天皇(続々)
第21 綏靖天皇(神沼河耳命)から
第22 綏靖天皇から開化天皇まで(続)
第23 崇神天皇(御真木入日子印恵命)
第24 垂仁天皇(伊久米伊理毘古伊佐知命)
第25 垂仁天皇(続)
著者等紹介
西郷信綱[サイゴウノブツナ]
1916年、大分県生まれ。東大文学部卒。日本の古代文学研究の泰斗。歴史学、人類学などの成果をとり入れた広い視野で、国文学研究に新しい面を切り拓き、多くの問題を提起した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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