内容説明
均整がとれ、自信にあふれたヌード―人間の裸体像は理想的な造形表現とされ、古代ギリシアで成立後、西欧の美術史の流れにおいて様々に変貌し、今日に及んでいる。時代や文化を越えて多くの人々の胸を打つ優れた肉体表現を多数取り上げ、それぞれのイメージが喚起する官能性・悲劇性・躍動・陶酔・謙譲などの人間的な感情・経験の表現における芸術性を論じる。濃密で錯綜を極めた裸体の森に分け入り、創作活動の本質についてユニークかつ深い洞察を与える名著。第7回日本翻訳出版文化賞受賞。
目次
はだかと裸体像
アポロン
ヴィーナス
力
悲劇性
陶酔
もうひとつの流れ
自己目的としての裸体像
著者等紹介
クラーク,ケネス[クラーク,ケネス][Clark,Kenneth]
1903‐83年。ウィンチェスター大学、オックスフォード大学で学んだ後、バーナード・ベレンソンに師事。1934年、30歳の若さでロンドンのナショナルギャラリー館長に。その後、オックスフォード大学教授、英国美術協議会会長などの要職を勤める。1969年、貴族に叙せられる。著書多数
高階秀爾[タカシナシュウジ]
1932年生まれ。東京大学教養学部卒業。現在、東京大学名誉教授、西洋美術振興財団理事長、大原美術館長
佐々木英也[ササキヒデヤ]
1932年生まれ。東京芸術大学美術学部卒業。現在、東京芸術大学名誉教授、岩手県立美術館長
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