ちくま学芸文庫
『正法眼蔵』読解〈6〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 442p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480088260
  • NDC分類 188.84
  • Cコード C0115

内容説明

日本文化史上、また仏教思想史上屈指の名著『正法眼蔵』。古来、難解をもって聞こえてきたが、そこでは一体何が語られているのか。その真髄はテクストにある。テクストとは、ただひたすら読み解かれるべきものとして現前する。読むということは、既得の知識を本文に当てはめたり、本文から新たな知識を獲得することではない。逆にあらゆる知識の束縛を打ち破り、そこから抜け出していく行為なのだ。常に世界へ、未来へと開かれている『正法眼蔵』の「七十五巻本」と「十二巻本」の全文を各段落ごとに掲げ、それぞれを精緻に読み解く。第6巻は、第四十一三界唯心より第五十洗面まで収録。

目次

第41 三界唯心
第42 説心説性
第43 諸法実相
第44 仏道
第45 密語
第46 無情説法
第47 仏経
第48 法性
第49 陀羅尼
第50 洗面

著者等紹介

森本和夫[モリモトカズオ]
1927年奈良県生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京大学名誉教授。メルロ=ポンティ、ロラン・バルトなど、フランス現代思想の日本への最初の紹介者。『沈黙の言語』『反西洋と非西洋』など、フランス文学、比較思想関係の著書多数。また、各地のカルチャー・センターで「正法眼蔵」の講読を20年以上続け、『道元を読む』『道元とサルトル』などの道元関係の著書も多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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KAZOO

92
この巻には第四十一の「三界唯心」から第五十の「洗面」までが収められています。よくもまあ書いた方も書いた方ならそれを一つの文章ごとに解釈していく森本さんもすごいと思います。私などはただ読んでいるだけなのですが、理解しているかといわれるとまるっきり、という言葉しか出てきません。随聞記の方をもう一度、読み直してみようかなという気もします。2017/06/01

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