ちくま学芸文庫
『正法眼蔵』読解〈5〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 437p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480088253
  • NDC分類 188.84
  • Cコード C0115

内容説明

日本文化史上、また仏教思想史上屈指の名著『正法眼蔵』。古来、難解をもって聞こえてきたが、そこでは一体何が語られているのか。その真髄はテクストにある。テクストとは、ただひたすら読み解かれるべきものとして現前する。読むということは、既得の知識を本文に当てはめたり、本文から新たな知識を獲得することではない。逆にあらゆる知識の束縛を打ち破り、そこから抜け出していく行為なのだ。常に世界へ、未来へと開かれている『正法眼蔵』の「七十五巻本」と「十二巻本」の全文を各段落ごとに掲げ、それぞれを精緻に読み解く。第5巻は、第三十看経より第四十栢樹子まで収録。

目次

第30 看経
第31 諸悪莫作
第32 伝衣
第33 道得
第34 仏教
第35 神通
第36 阿羅漢
第37 春秋
第38 葛藤
第39 嗣書
第40 栢樹子

著者等紹介

森本和夫[モリモトカズオ]
1927年奈良県生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京大学名誉教授。メルロ=ポンティ、ロラン・バルトなど、フランス現代思想の日本への最初の紹介者。『沈黙の言語』『反西洋と非西洋』など、フランス文学、比較思想関係の著書多数。また、各地のカルチャー・センターで「正法眼蔵」の講読を20年以上続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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KAZOO

106
この第5巻目には、三十の「看経」から四十の「栢樹子」までについての解釈が収められています。三十四の「仏教」が私には仏教という概念を基本に立ち戻って理解できるということでじっくり読みました。ほかのところはやはりかなり難しい概念についての論考があり再読が必要でしょう。2017/05/18

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