内容説明
風刺画専門家が厳選した図とともに、幕末から昭和前半までを旅する本!□「西郷隆盛」が風刺されにくかったのは、なぜか?□「自由民権運動」――その高まりを巨大犬で表現□「レストラン」――当時の最先端西洋料理店とは□「鉄道」――明治の中流が乗った二等車□「大逆事件」を風刺した数少ない一点□「第二次世界大戦」――甘く見た戦況判断……日本史の復習にも、受験対策にも最適!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぺぱごじら
17
中学・高校と、歴史は得意分野だった。各時代には何か『色』のようなものが感じられて、それに浸るのが好きだった。この風刺画に彩られた時代は何か薄暗い感じがしていたのですが、その理由は多分こうした絵が新聞などに薄汚く印刷されていたイメージがあるからかも。黒いユーモアがちくちくと刺してくる。2016-292016/02/18
たか
6
講談社学術文庫のビゴーのやつは以前読んだから今回はこちらを。2019/10/16
CHRONO
3
教科書で見た記憶のある風刺画の数々にどういった背景でこういう絵が描かれたか、絵のここにはこんな意味がと解説してくれます。同時代の日本史世界史と一緒に楽しむと、上から目線で広く見た歴史と庶民目線の狭い歴史の対比ができて、とても勉強になります。2021/06/18
ひだまりさん
1
風刺の視点から学べる日本の歴史ですな(*´▽`*)昔の時代の人々の生活が、いい感じに読み取れます(・∀・)2015/12/23
ランランルーんば
1
最後に著者からの終わりの言葉みたいのがなく、そのまま終了ってことにびっくりしたけどすげえ面白かったただ教科書を読んだだけでは当時の人が事件に対してどのような感情を持っていたのかがなんとなく分かる2015/11/17