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ちくま学芸文庫
『正法眼蔵』読解〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 434p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480088222
  • NDC分類 188.84
  • Cコード C0115

内容説明

日本文化史上、また仏教思想史上屈指の名著『正法眼蔵』。古来、難解をもって聞こえてきたが、そこでは一体何が語られているのか。その真髄はテクストにある。テクストとは、ただひたすら読み解かれるべきものとして現前する。読むということは、既得の知識を本文に当てはめたり、本文から新たな知識を獲得することではない。逆にあらゆる知識の束縛を打ち破り、そこから抜け出していく行為なのだ。常に世界へ、未来へと開かれている『正法眼蔵』の「七十五巻本」と「十二巻本」の全文を各段階ごとに掲げ、それぞれを精緻に読み解く。第2巻は、第九古仏心より第十五光明まで収録。

目次

第9 古仏心
第10 大悟
第11 坐禅儀
第12 坐禅箴
第13 海印三昧
第14 空華
第15 光明

著者等紹介

森本和夫[モリモトカズオ]
1927年奈良県生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京大学名誉教授。メルロ=ポンティ、ロラン・バルトなど、フランス現代思想の日本への最初の紹介者。『沈黙の言語』『反西洋と非西洋』など、フランス文学、比較思想関係の著書多数。また、各地のカルチャー・センターで「正法眼蔵」の講読を20年以上続け、道元関係の著書も多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

121
正法眼蔵を読解するための第2巻の本で、原文の第9の「古仏心」から第15の「光明」までが収められています。一つの文章ごとに逐語訳と解釈が書かれていて根気のいる仕事であると感じました。ただ仏教の教義を理解するというのはかなりな前提になる智識が必要なことがわかりました。とりあえずは1回通読することが理解するための処方だと思っています。2017/02/26

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