ちくま学芸文庫
明治商売往来

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  • サイズ 文庫判/ページ数 382p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480088055
  • NDC分類 382.1
  • Cコード C0121

内容説明

東京下町に生まれ育った著者が、かつて身近に見、いまは消え去ったさまざまな庶民の生業の姿と町の風物を愛情込めて描いた名随筆集。勧工場、桂庵、物売りや夜店、髪結、貸席、ミルクホール、カッフェ、一銭蒸気、らんぷ屋、定斎屋など、明治の職業風俗パノラマ。図版多数。

目次

1 みせがまえ
2 こあきない・てじょくにん
3 ゆうらく
4 のみもの・たべもの
5 のりもの・ともしび
6 きぐすり
7 そのほか

著者等紹介

仲田定之助[ナカダサダノスケ]
明治21(1888)年、東京・日本橋生まれ。錦城中学校中退。大正11‐13(1922‐24)年、ドイツに留学、帰国後、実業のかたわら、バウハウスの芸術運動をいち早く日本に紹介するなど美術評論家としても活躍、明治の東京風俗を描いた随筆でも名高い。昭和45(1970)年没。著書に『ピカソ』(アトリヱ社)、『下町っ子』(新文明社)などがある。『明治商売往来』で第18回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞
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