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ちくま学芸文庫
うわさの遠近法

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  • サイズ 文庫判/ページ数 494p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480087843
  • NDC分類 361.45

内容説明

コレラ、毒婦、妖怪学、千里眼、西郷伝説…。明治から大正、昭和にかけての近代日本に生まれては消えていったおびただしい数のうわさ。人々の欲望、不安、怖れを乗せ、時代の裂け目より噴出し、世間を駆け抜けていったうわさは、庶民の精神を正確に映し出す真実の鏡であった。ウソをマコトに、マコトをウソに、いとも簡単に変換を可能にする装置“うわさ”を素材に、近代日本の透視図を描き出したサントリー学芸賞受賞の力作評論。

目次

兎、虎列刺、絹布そして唄
毒婦たちの栄光
鹿鳴館と仁侠
世論と壮士
妖怪学と失念術
超能力の発見―千里眼事件
芸術か、スキャンダルか
コラムの誕生と消滅―「茶話」の時代
天譴、自警団、この際やっつけろ
英雄生存伝説と日本起源論異説
“清潔な帝国”下の『日乗』―荷風と昭和初期
デマと統制―木炭もない、石炭もない
“清潔な帝国”と敗戦
“地”のうわさ、海の記憶

著者紹介

松山巖[マツヤマイワオ]
1945年東京生まれ。東京芸術大学美術学部建築科卒業。評論家、作家。『うわさの遠近法』で、サントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)