ちくま学芸文庫
中高年のための文章読本

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  • サイズ 文庫判/ページ数 270p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480087447
  • NDC分類 816
  • Cコード C0181

内容説明

市民講座の文章教室に通う中高年が増えている。だが、いざ「作品」を読んでみると、なんと退屈きわまりないことか。りっぱなこと、えらそうなことを書こうとするからだ。自分にしか書けない“創造的な文章”はどうすれば書けるのだろうか?長年蓄えた知識や肩書はいったん捨てて、キラッと光る、一回限りの表現をめざしてみよう。それは、自分の後半生の新しい姿を模索することでもあるのだから。一読三嘆!いまだかつて無かったフリースタイル文章術。書くことのよろこびを通して、“私”をとりもどす。中高年のスゴイ作品満載。

目次

第1章 肩書のない一人の人間として
第2章 誤れる文章観
第3章 “自分にしか書けないこと”の追究―創造的文章の方法1
第4章 文章は“目”で書く―創造的文章の方法2
第5章 “メモ”や“走り書き”の鮮度を生かす―創造的文章の方法3
第6章 文章セラピー―書くことのよろこび

著者等紹介

梅田卓夫[ウメダタクオ]
1938年、岐阜県に生まれる。名古屋大学教育学部卒業。愛知淑徳大学文学部、文化創造学部非常勤講師。日本現代詩人会会員。1980年代のはじめから共同研究により万人のための創造的文章表現の実践と理論化にとりくむ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

団塊シニア

45
想像的文章には言葉に関する知識より感性、そのためには短い文章を多く書くことが大切、という作者の持論には説得力がある。2015/11/20

穀潰し

2
図書館にて斜め読み。ギクシャクしてていい。逆にスムーズに書けちゃってる時は疑ってみろ。うまくかけた一般常識なんか誰が書いたって一緒だ。クリエイティブな文章は書いてる方も発見あって楽しいよ。不整合さがひっかかりを生む。読者はそこにハマる。全部説明なんかしなくていい。欠落も魅力のひとつ。グサグサきました。。。2014/11/09

amamori

2
本書がリフレッシュしようとしている「中高年」とは 年齢にかぎらず 理屈っぽく知識や倫理や思想で固まっちゃってて 自分でもなんだか息ぐるしくなってる人であり、例えば小説を読んでもテーマやストーリを重視してしまう人のことだろう。そういう人を個人の感覚・感性を重視した描写のレッスンで解放しようという創造的表現セラピー。僕の好きな作家も テーマやストーリーなんか あらかじめ考えずに書いていると知ったけれど こういうことだったのかと いろいろ納得できた。ところで 本書は 図書館で借りたが出版社品切れ中、復刊希望。2010/12/16

KUAD

1
面白い。「400字からのレッスン」と同内容だが、アプローチが違うので、オジサンには分かりやすかった。2010/04/04

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