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ちくま学芸文庫
美と宗教の発見

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  • サイズ 文庫判/ページ数 415p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480087232
  • NDC分類 210.04

内容説明

本書は、「梅原日本学」として、今や大きな山容を現わすに至った著者全業績の「原マグマ」とも言うべき処女論文集。日本文化論一般の形成に大きな足跡を残した先人(鈴木大拙、和辻哲郎、柳宗悦、正岡子規、丸山真男ら)に次々に肉迫。彼らの業績の意味と限界を、圧倒的な批判と論駁のうちに明示する。以後多くの著作として結実するその方法論は、「感情的構造を問う」著者独自のものであった。論難の書でありながら、副題に「創造的」とあるのも、うなづけよう。この独創の剣によって切り開かれた先に、新たに発見される日本の「美」と「宗教」。「梅原日本学」は、ここに始まる。

目次

第1部 文化の問題(日本文化論への批判的考察―鈴木大拙・和辻哲郎の場合;明治百年における日本の自己誤認―日本人の宗教的痴呆;美学におけるナショナリズム)
第2部 美の問題(日本の美意識の感情的構造;壬生忠岑「和歌体十種」について;世阿弥の芸術論;徳川武士の美意識の構造)
第3部 宗教の問題(「固有神道」覚え書き;浄土教的感情様式について;創価学会の哲学的宗教的批判)

著者紹介

梅原猛[ウメハラタケシ]
1925年、宮城県生まれ。京都大学文学部哲学科卒業。立命館大学教授、京都市立芸術大学教授、同大学学長を経て、1987年、国際日本文化研究センター初代所長就任。1992年文化功労者。現在、京都市立芸術大学名誉教授、国際日本文化研究センター顧問。1972年『隠された十字架』で毎日出版文化賞、1974年『水底の歌』で第1回大仏次郎賞を受賞。他に『聖徳太子』など、日本の古代史を照らす多くの著作がある。スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』などの作者としても知られる