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ちくま学芸文庫
母権制序説

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  • サイズ 文庫判/ページ数 351p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480086983
  • NDC分類 362

内容説明

『母権制』は不思議な書物である。古風かつ博学な女性讃美とも、正統古代史学への反抗とも、進化論的・文明論的人類史などとも読めて、実はそれらのレッテルを大きく逸脱する過剰さを秘めている。ベルリン対バーゼルという知的構図、ブルクハルト、ニーチェからクラーゲス、ユングを経てベンヤミンやフロムに至る多様な人脈の中に同書を置いてみれば、その魅力と呪縛力の大きさがいっそう鮮明になろう。この書物のエッセンスたる「序説」に加えて、「自叙伝」および「女権制の本質」、さらには年譜、解題、長文解説(執筆:上山安敏)を併載する、待望の増補・改訂版。

目次

自叙伝
女権制の本質
母権制序説(本書の目的;母権制と神話;母権制の普遍的概念;古代探求の方法;母権制的宗教と女性;母権制と娼婦制;母権制とディオニュソス宗教;アマゾン的女性支配と娼婦制;母権制と父権制;天体現象との関連 ほか)

著者紹介

バハオーフェン,J.J.[バハオーフェン,J.J.][Bachofen,Johann Jakob]
1815‐87年。スイスの法学者、古代学者。バーゼル大学教授。歴史法学派に属し、実証主義的古代研究に対抗して書かれた主著『母権制』(1861年)で展開された人類史の構想は、マルクス主義から深層心理学、さらには現代フェミニズムにまで影響を与えている。象徴神話論の先駆作たる『古代墳墓象徴試論』(1859年)、『タナクイル伝承』(1870年)も重要

吉原達也[ヨシハラタツヤ]
1951年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。広島大学法学部教授(専攻、法制史・ローマ法)