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ちくま学芸文庫
量子論の発展史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 376p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480086969
  • NDC分類 421.3

内容説明

量子力学、あるいはその発展史を扱った書物は、洋の東西を問わず、枚挙に暇がない。しかし、原著論文に逐一あたり、原著者と直接交流し、様々な議論を戦わせた後にその成果を採り入れて、まさに肉声をもって語り得たものは極めて少ない。本書は、自らも量子力学基礎論において偉大な業績を挙げた著者が、研究者としての溢れる情熱と、歴史家としての冷徹な分析とを、相矛盾させることなく交えて、量子力学の本質を抉りだした、類い稀な「複眼の書」である。伝説の物理学者が残した、全ての物理学徒必読、科学史家必携の名著。

目次

古典論の困難
振動子と量子・光量子
定常状態と遷移
前期量子論の困難と発展
行列力学の形成
物質波
波動力学の建設
波動力学の進展と確率的意味づけ
行列力学と波動力学の融合
不確定性と相補性、量子力学の解釈
スピン・排他律・対称性
粒子像と波動像の統一
量子力学と相対論の結合

著者紹介

高林武彦[タカバヤシタケヒコ]
1919年兵庫県生まれ。1941年東京大学理学部物理学科卒業。1948年名古屋大学理学部助教授、フランスCNRS研究員を経て、1959年名古屋大学理学部教授、1983年名古屋大学名誉教授。専攻:理論物理学、素粒子論、物理学史。1999年没

吉田武[ヨシダタケシ]
京都大学工学博士(数理工学専攻)。著書に『虚数の情緒』(東海大学出版会、平成12年度「技術・科学図書文化賞(最優秀賞)」受賞)など