ちくま学芸文庫<br> ペルシア文化渡来考

ちくま学芸文庫
ペルシア文化渡来考

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  • サイズ 文庫判/ページ数 247p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480086365
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0121

内容説明

西方から東方へ。ペルセポリスから飛鳥へ。古代のアジア世界では、現代人の想像をはるかに超えて人・物・情報の往来が頻繁だった。土木・工芸の先進技術、エグゾティックな意匠や宗教儀礼、占星術…来日ペルシア人の足跡は驚くぼど多く、広い。彼らの名や身分や職能は?そして肝腎のゾロアスター教は本当に伝来したのだろうか?魅力的な古代史のトピック、今なお決着をみない謎にイラン学の高度な成果をもって取り組んだ、碩学による精緻な考証。待望の新装版。

目次

1 大和朝廷とゾロアスター教徒の来日
2 明日香の古影―イラン要素の虚像と実像
3 正倉院の屏風
4 二月堂の修二会
5 ホロスコープ

著者等紹介

伊藤義教[イトウギキョウ]
1909年山口県生まれ。イラン学者。文学博士、京都大学名誉教授、日本オリエント学会名誉会員、浄土真宗本願寺派明恩寺第17世住職。福井中学、姫路高校を経て、京都大学文学部入学、梵語梵文学を専攻。榊亮三郎、足利惇氏に師事。京都大学退官後は京都産業大学、大阪外国語大学、東海大学でも教鞭を執った。1996年京都に没。主要著・訳書に『ヴェーダ アヴェスター』、『古代ペルシア』、『ゾロアスター研究』があり、論文も多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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やす

5
飛鳥、奈良時代の日本とゾロアスター教のつながりについて考察されている。 とてもロマンがある感じはしたが、専門的過ぎて半分もわからなかった。2020/04/21

yakin100

1
非常に専門的で、ただ眺めただけに終わった感がある。2010/06/13

gkmond

0
親本1980年3月14日初版発行。文庫2001年4月10日初版発行。日本書紀からそこにイラン系の人物が記録されていることを論じたり、お水取りとゾロアスター教の教義のつながりを後付けたり。壮大なロマンが展開するのではなく仮説の(数学的というほうが近い、語学よりの)証明がなされる感じ。渡来人のイメージが多様化する本……なのかな。歴史の真実系と比べれば緻密な検証をしていると思ったが何分何も知らないもので……って気分になった。詰まらなくはなかった。2022/10/02

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