内容説明
むかしむかしあるところに…ほんの数十年前まで、昔話は、幼な子が人生の最初に楽しんで聞く文芸だった。神々が人界をめぐり、鶴女房が飛来し、海底の都にみちびかれる語りの世界。無数の語り手と聞き手とが共同でつくりあげたさまざまなお話は、いく世代にもわたって口伝えで生きつづけ、ゆたかで奥深い口承文芸の宇宙を築いてきた。その一千を超えるタイプのなかから、下巻には「猿蟹合戦」「かちかち山」などの「動物昔話」29話、「笑い話」123話、「形式話」7話を収録。いまや失われようとしている日本の昔話の集大成。
目次
2 動物昔話(ほととぎすと兄弟;かえる不孝;水乞い鳥;蚕と娘;ふくろう紺屋 ほか)
3 笑い話(婆の鳥食い;餅は阿弥陀さま;菓子は毒;魚は剃刀 ほか)
4 形式話(落ちる木の実;天からふんどし;爺はじっと;はなし話;むかしはむかっと ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
知人から教えてもらった本。『日本昔話の型』と一緒に借りたので、どの型なのか読み解きながら楽しみました。『 ほととぎすと兄弟 / かえる不孝 / 水乞い鳥 / 蚕と娘 / ふくろう紺屋 / こうもりの二心 / ひばりと若水 / もずの借金 / 鶴の亀運び / みみずの目と蛇の歌 / 猿蟹合戦 / 猿と蟹 / しょうとんの鬼退治 / 餅争い / かちかち山 / 尻尾の釣り / 十二支の起こり / 虎とつぶの競争 / 狐の遠征 / みそ雀は知恵者 / 長者くらべ / 餅分配 / 鼠の婿とり →2023/03/25
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