ちくま学芸文庫<br> デュシャンは語る

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デュシャンは語る

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  • サイズ 文庫判/ページ数 241p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480084897
  • NDC分類 723.35
  • Cコード C0170

内容説明

論理的な説明をこえ、自由で知的な作品を展開し続けたマルセル・デュシャン。革新的な作品の数々はもちろん、その思想や問題提起に触発され豊かな実りを生んだ芸術家はジョン・ケージら数知れない。「幸運にめぐまれました」にはじまり、「私は幸せです」に終わるこのインタヴューは、希代の芸術家の生き方と感情、創造に向かって生きた言葉で開かれている。なぜ作品制作を放棄したのか、ガラスを使うというアイデアはどこから生まれたのか、もっとも親しかった友人は…。複雑で簡明、常識的で崇高、不思議と明るく、あっけらかんとした生の展開を通して、ある高度な精神的態度が力強く貫かれていく軌跡。

目次

「まったく驚くべき一生」
八年間の水泳訓練
何が別なものへの窓
『大ガラス』を通りぬけて
働くよりも呼吸していたい
カフェのボーイの生活をおくっています

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zirou1984

38
Q:この本は?A:傘寿を目前にしたマルセル・デュシャンのインタビュー集。Q:何をした人?A:20世紀における芸術の概念を作りかえた人。Q:代表作は?A:便器にサインしただけの『泉』、ただしそれは彼のサインではなかった。Q:その意図は?A:彼のダダイズム的姿勢、全ての反-芸術的態度によるもの。Q:それは作品と言えるのか?A:デュシャン自身が作品だったのです。Q:インタビューを読んでわかったことは?A:彼はとても、とても幸運で幸福であったということ。死を目前にしても遺作について決して語らなかったということ。2016/12/17

井上裕紀男

27
キュビスムの作品から何かを感じ取ることがいつもできなくて、恐らく自分の感覚は鈍いのだと思いますが、有名と言われる作品も「何も考えずに作った」とデュシャンが語っていることは印象に残る。観念的な物を鑑賞する方法は恐らく正解などはなく、見た人が思い思いに何かを感じ取れば良いような気になります。 物を見る見方や世の中に対する見方は独特、家庭から自分を守るように生きたり、「死後の観客に価値がある」とかも何だか素敵。同時代の観客にあまり意味が無いとするなら、芸術家はやはり大変だなと思ってしまいます。2021/10/09

Automne

20
何もしないということの極み、偶然性、芸術たらざるという芸術。 実は私、デュシャンと誕生日が一緒なのですが、あっけらかんとしているようで深い知性に溢れた彼の言葉の数々は大好きです。 「彼のもっとも美しい作品は彼の時間の使い方である」 「どうして絵を描くことをやめたんですか?」 「あらゆることをやめたからですよ」2017/09/10

Bo-he-mian

14
実は本書を読んだのは30代の頃だったと思うけど、当時デュシャンを大して知らずに発作的に読み始めたんだよねぇ。たぶんアンドレ・ブルトンの『ナジャ』を読んだ直後で、そういう空気に酔っていたのかもしれない。しかしこの人の考え方の、あまりに型にはまらなさ加減ってのはホントぶっ飛んだね。特にあの有名な「大ガラス」・・・旅行中に友人に作品の管理を任せたら、間違えてガラス部分を割っちゃって、真っ青になってたら「これで完璧になった!」ってデュシャンが狂喜したっていう・・・物事にこだわっちゃダメだよって学びました(爆)。2019/06/11

イシザル

14
「大ガラス」を、運搬時に偶然できたひび割れが作品を完璧に近づけたっと気付いた瞬間 西洋は千利休のわびさびに追いついた瞬間だろう。特権階級に媚びず大衆にも受けるポップアートの幕開けを感じる。2019/03/29

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