内容説明
それ以前にはなかったもの、そしてそれ以後に生まれてきた諸物万般。明治維新を境として、欧米からもたらされ、現代の私たちの生活の基礎を築いたもの、電気・自転車・化学・哲学・新聞・音楽・会社、また、スキー・ゴルフ・バー・ビール・はじめての洋食の味などなど。いつ、だれが、どこで、いかに考え、そして取り入れ、自分たちのものとしていったのか。エンサイクロペディスト石井研堂が調べつくした、現代日本の文化・文明の始まり。文明開化の基礎は教育にあり。知識を世界に求めて生まれ出たさまざまな学校、そして学問。
目次
第七編 教育学術部(浅草文庫;岩倉鉄道学校の始め;アイノ教育の始め;有馬小学校と文明義塾;跡見女学校の始め ほか)
第8編 新聞雑誌および文芸部(悪徳新聞;四十八字新聞紙;一枚摺り新聞の始め;威力を発揮す;一冊一百部と一万部 ほか)