内容説明
元老・西園寺公望の孫として生まれ、貴族宰相・近衛文麿のブレーンとして、日中戦争不拡大、日米開戦回避に奔走して果たせなかった著者が、自らの非力の自覚と反省をこめて回想する大戦秘話。
感想・レビュー
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katashin86
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リベラルな門閥という特異な立場を有した「最後の元老」西園寺公望の孫が綴る、戦中戦後の回顧録。なんといっても初編「破局への一回想」が印象的で、近衛文麿周辺の事態収拾への努力、それをなしえなかった近衛のなんとも頼りなさが印象的。2022/10/26
