ちくま学芸文庫<br> ニーチェ全集〈7〉曙光

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ちくま学芸文庫
ニーチェ全集〈7〉曙光

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  • サイズ 文庫判/ページ数 529,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480080776
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C0110

内容説明

〈私の父は三十六歳で死んだ。彼の生命が下り坂となったのとおなじ年に、私の生命もまた下り坂となった。私はまだ生きてはいたが、三歩前も見えなかった〉。激しい発作と苦痛に襲われた1879年、ニーチェはバーゼル大学の教授職を捨てて、生涯最も日の差さぬ暗欝な冬を影として過ごした。翌年、憂愁と沈痛に満ちた思索の森の深奥にも一条の曙光が射しこみ、ニーチェは再び自己の思想の視野を回復しはじめる。『曙光』は厭世的・批判的分析が大半を占めるが、午前の新しい光が注がれた最終章「第五書」の穏やかな肯定への意志に彩られた全体の調子は、やがて来たるべき正午の思索への予感と予兆を指し示している。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

∃.狂茶党

19
最初の方、キリスト教についての文章が多い、キリストについて、キリスト教について。 すがるな。 そういうことなのかな。 強調が、あまり機能しないというか、長文ほど文字が滑る。 これはドイツ語がうまく日本語になってないからで、多分ニーチェは語りかけるように文字を綴ってるはず。 全集の終盤、いくつかの作品は、新しい翻訳が出てるけど、そっちで読もうか迷う。 2023/09/06

karatte

13
買った期日・場所は不明だが800円の値札あり。500頁超えの文章量ながらお得意のアフォリズム形式でテンポ良く読めるので、どうにか年内に読了。「道徳的な偏見に関する思想」の副題につい『道徳の系譜』を連想してしまうが、こちらはまだ『ツァラトゥストラ』以前の著作であり初期の閉塞感が色濃く残っている。とはいえ、それまでの著作にはない仄かな光明の兆候は、やがて『悦ばしき知識』において花開き『ツァラトゥストラ』にて結実する大いなる正午の前駆を成している。ニーチェ思想の一大転機を示す過渡期の逸品。2015/12/31

7
厭世詩として。ちくま文庫のシリーズの中ではこの茅野氏の訳が個人的には読みやすかった。短い箴言の連続が気持ちを高ぶらせてくれる。

roughfractus02

5
攻撃性、劣等感、不安等「力の感情」は慣習が問題視される時に提起される。道徳には義務や同情の前に恐怖があると主張されるこの問題は、真理を独占する哲学とそれを内に組み込み領土を広げるキリスト教の形成まで辿ることで得られる。この過程が「命がけ」の戦いなのは、慣習が共同体の安定でなく、その破壊と規制によって存続するからである。著者はこれら力を病理学的に抽出し、共同体に対する「立法者」(モーセ、マホメット)の歴史的変革ごとに変わる民衆の無意識に潜在する「力の感情」の力学を、575の諸断片をぶつけ合うようにして示す。2017/08/07

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5
**ネタバレ・哲学**哲学ネタSFの読解の為読了。激しい発作と苦痛に襲われた1879年、ニーチェはバーゼル大学の教授職を辞する。"三歩前も見えない"と評した闘病の最中も価値判断の彼岸に立つ事への試みを続けていたニーチェは、ついに"全肯定"という曙光を見出した――超訳ニーチェの言葉を読んで原作も読んでみたい。最低限何を読めばいいですか?という質問を時々受ける時があります。私は『悲劇の誕生』『曙光』『ツァラトゥストラ』の3作品を勧めてます。"力"と"超人"へのスタート地点である本書からニーチェは面白くなります2012/07/15

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