ちくま新書<br> 兵庫県知事問題失敗の本質―情報不信はなぜ生まれたか

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兵庫県知事問題失敗の本質―情報不信はなぜ生まれたか

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480077516
  • NDC分類 318.264
  • Cコード C0236

出版社内容情報

謝罪すべきところで謝罪しない

報じない理由を説明しないマスコミ

知事に忖度し続けた側近たち

守られないプライバシー

過熱報道を生み出した調査

事実かどうかは二の次



自分の非を認めないこの国の体質!





一通の告発からはじまった兵庫県の文書問題。元々は県の内部の課題を指摘したものだったが、不適切な会見や対応がくり返される中、歯車が狂いだし収拾がつかなくなる。国の制度まで巻き込んだ騒ぎの中で、メディアはなぜ報じなかったのか、テレビは何を過剰演出したのか、SNSこそが真実なのか。この国の体質をあぶりだし、これからの国の形につながるこの問題、どこに「失敗」があったのかを掘り下げる。


【目次】

第一章 告発文書――知事とメディアの対応

第二章 情報発信に失敗した会見

第三章 反論から公益通報へ――高まる知事への不信

第四章 懲戒処分――くり返された誤ったメッセージ発信

第五章 "黒幕"とされた県議と疑惑追及報道

第六章 百条委員会設置へ――"政局"はなぜ生まれたか

第七章 初の釈明会見――説明責任は果たされたか

第八章 告発者の死と情報漏洩――書かなかったメディア

第九章 報道することで失われた信頼

第十章 メディアはなぜ誤情報を放置したのか

内容説明

一通の告発からはじまった兵庫県の文書問題。元々は県の内部の課題を指摘したものだったが、不適切な会見や対応がくり返される中、歯車が狂いだし収拾がつかなくなる。国の制度まで巻き込んだ騒ぎの中で、メディアはなぜ報じなかったのか、テレビは何を過剰演出したのか、SNSこそが真実なのか。この国の体質をあぶりだし、これからの国の形につながるこの問題、どこに「失敗」があったのかを掘り下げる。

目次

第一章 告発文書―知事とメディアの対応
第二章 情報発信に失敗した記者会見
第三章 反論から公益通報へ―高まる知事への不信
第四章 懲戒処分―くり返された誤ったメッセージ発信
第五章 ”黒幕”とされた県議と疑惑追及報道
第六章 百条委員会設置へ―”政局”はなぜ生まれたか
第七章 初の釈明会見―説明責任は果たされたか
第八章 告発者の死と情報漏洩―書かなかったメディア
第九章 報道することで失われた信頼
第十章 メディアはなぜ誤情報を放置したのか

著者等紹介

小林和樹[コバヤシカズキ]
1968年生まれ。ジャーナリスト。1992年NHK入局。報道局社会部・大阪局・神戸局などで記者・デスク。2024年退職。取材・制作した番組「「生活保護3兆円」を問うキャンペーン」「NHKスペシャル未解決事件#6 赤報隊事件」などで、坂田記念ジャーナリズム賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

読特

33
贈答品の要求、パワハラ、キックバック…。根拠に乏しい告発文書を流布をしたとして断行された処分。果たしてその処置は妥当だったのか?公益通報者保護に該当しないのか?…ワイドショー枠に進出するニュース。分刻みの過酷な競争。報道規定遵守に拘ってばかりでいられない。視聴者を引き付ける「たかり」「おねだり」のワード。過度に悪人にされた知事。SNSで疑問が吹き荒れる。反発心がついには、再選に導く。県の将来という評価軸は軽んじられた。事実認識を歪めた伝統メディア側の一端の責任。綴られる反省。理解はするが、まだ足りない。2026/06/28

さとうしん

20
「オールドメディア」の側から兵庫県知事問題の展開を整理し、メディアの側の対応の問題点を指摘する。メディアの側が普段どういう方針で報道しているのかとかどういう視点で取材対象を見ているのかという点にも触れられているのが面白い。そしてネットメディアに対して「オールドメディア」の側が反省や自浄の動きがあるだけまだ信頼できると感じた。「確信犯」でデマをふりまく向きもあるネットメディア、そして市民の側には果たして反省や自浄の必要がないのだろうか?2026/06/15

どら猫さとっち

16
奥山俊宏「兵庫県告発文書問題」に続き、斎藤元彦兵庫県知事問題について取り上げた一冊。本書ではメディア・情報を中心に論じている。謝罪しない知事や側近たち。報ずるべき事柄を報じないマスコミ。事実よりナラティブを重視する情報。SNSやネットで苛烈する誹謗中傷や陰謀論。これらが、この問題に混乱をもたらした。知事や側近も罪は大きいが、メディアもそれ以上に罪深い。本書は情報について深く考えさせられる、稀有な存在だ。2026/06/20

九曜紋

9
兵庫県知事問題について詳細が知りたければ本書ではなく奥山俊宏著【兵庫県告発文書問題 なぜ日本を揺るがすのか】を読んで欲しい。本書は新書という紙数の制限があるなかで、一連の事件の経緯をある程度把握するにはあるいは読む意味はあるのかもしれない。しかしサブタイトルに「情報不信はなぜ生まれたか」とあるように、NHKいうメディアがSNSに敗北した要因分析と反省に主眼が置かれており、斎藤元彦氏の知事としての不適格性に焦点を当ててはいないからだ。奥山本は決して安くはない価格だが読む価値は比較にならないほど大きい。2026/06/17

氷柱

3
1283作目。7月4日のみ。作品を通して昨今の民主制のあり方や選挙の進み方に焦点が当てられる。全くニュースを終えていなかったのでどんな大事件があったのだろうとわくわくしながら手に取ったが内容としてはありきたりなもので、どちらかと言うとここ最近のネット文化込みの選挙戦略的なところに視点が落とされている作品であり、兵庫県の地域性に主眼が置かれておらず、全国通して当てはまることが一作を通じて述べられている2026/07/04

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