ちくま新書<br> ことばを学ぶとはどういうことか―外国語学習の本質

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ちくま新書
ことばを学ぶとはどういうことか―外国語学習の本質

  • 松田 真希子【著】
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  • 筑摩書房(2026/03発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480077349
  • NDC分類 807
  • Cコード C0280

出版社内容情報

ネイティブみたいに話せなくて大丈夫! 「正しさ」や「努力」にとらわれない外国語学習の本質とは。創造、冒険、世界の拡張……もっと幸せに学ぶための処方箋。


【目次】

内容説明

外国語の学習は、多くの人に「良いこと」と信じられているが、正しい発言や流暢さ至上主義、ネイティブ志向、努力神話…等、学習者に劣等感や罪悪感を生む「呪い」も孕んでいる。本書はそうした言語学習の副作用を指摘し、言語やことばをインストールできるシステムではなく、社会的な活動のための人間らしい営みとして捉えなおす。ことばは硬直したものではなく、流動的で柔らかく、世界の見え方を歪めも解放もする存在である。学習者が自由に、そして幸せに学び、より豊かな世界をつくるための方法論を探る。

目次

「ことばを学ぶ」を考える前に
第1部 言語学習の呪い(ことばは「もの」という呪い;「理想の話者」の呪い;レベルの呪い;ネイティブの呪い;正しさの呪い;言語学習の呪いから自由になるために)
第2部 ことばを学ぶという希望(ことばは「つながり」を育む;日常のことばの活動を豊かにすること;ことばの汽水域を育む;創造的なことばの活動ができるようになること;ことばの冒険者・旅人になる;ことばを学ぶとは、社会を変えること)
ことばを学ぶとはどういうことか

著者等紹介

松田真希子[マツダマキコ]
1973年、広島県生まれ。専門は移民等のマイノリティの言語文化継承教育、コンタクトゾーンのコミュニケーション。金沢大学留学生センター、融合学域教員を経て東京都立大学人文社会学部教授。博士(学術・一橋大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

61
所々スルーしてしまったが、著者が言わんとしている事柄はほぼ了解できたように思う。前半では、外国語学習の過程で我々が陥りやすい、「ことばは『もの』という考え方」、「ネイティブが言語ヒエラルキーの最上位と捉える見方」、「正しいことばというものがあり、それが正しく伝えられなければならない」等々の言語学習に関わる思い込みを「呪い」として指摘し、後半はそこから抜け出すための方法・考え方を記す。第12章では、「ことばを学ぶとは、社会を変えること」と題し、私たちを知らず知らずに縛りつけていることばに気づき、そこから解放2026/04/12

1.3manen

47
EP新刊棚より。英語教師ならば、避けては通れない問いの本。終章で、6番目の答え。ことばは交換可能なものだ(231頁)。11番目の答えは、つながりを育むこと。16番目の答えで、自分と社会を脱植民地化すること(232-3頁)。そして、生成AIはことばの活動の世界から現場性や体験性を奪っていくという(235頁)。このリスクを孕んだ人間のコミュニケーションのあり方を再考するにはよい本だ。2026/05/10

yuta0328

4
あとがきで泣いてしまった。気づきをいただきました。2026/06/24

wqwq

4
言語をものとしてとらえない。言語学習は社会的なつながりを促すものであるし、自分の呪い見つけるきっかけとなるものである。海外でチャレンジしたいとう時、その場所がアメリカであるのは、小さい頃からハリウッドの映画とかアメリカがかっこいいと思ってきたこととかが大きいんだろうなと思う。そこに使われている言語が英語だから、さらに呪いはかかりやすくなるんだろう。2026/06/04

mikuty

3
「日本語が上手ですね」と言われた外国の方の気持ちを理解できていなかった。たしかにそれは、「本来話せないはずの外の人間なのに」という意味で失礼なのだなと気づいた。 ただ、私は英会話のレベルに自信がないのでロンドンやメルボルンでネイティブの方から「あなたの英語好きよ」と言われたときはうれしかった。 藤井風は方言をおしゃれに歌詞に取り入れ、英語のなかに日本語の単語をアクセントとして使った先駆者なのも知らなかった。2026/06/23

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