ちくま新書<br> 〓介石―「中華の復興」を実現した男

個数:
電子版価格
¥1,430
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

ちくま新書
〓介石―「中華の復興」を実現した男

  • 家近 亮子【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 筑摩書房(2025/08発売)
  • 読書週間 ポイント2倍キャンペーン 対象商品(~11/9)
  • ポイント 28pt
  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年11月07日 05時34分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 512p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480077011
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C0222

出版社内容情報

1945年8月15日

「日本国民を敵とせず」

 中国軍総司令、蒋介石は、戦後日本の運命を変えた演説をおこなった。



「中華の復興」を実現した?介石は、中国では人民の公敵とされ、台湾では恐怖政治の主導者として記憶されている。



親日家として戦後日本の運命を変えた蒋介石の素顔を描いた決定版評伝が、もう一つの近代中国史を明らかにする。


【目次】

第一章 生い立ちから少年期、革命心のめばえ

第二章 日本留学時代

第三章 辛亥革命から国民革命へ

第四章 国民革命期

第五章 宋美齢との再婚、陳潔如と?経国の苦難

第六章 奥地建設と西安事件

第七章 日中戦争

第八章 アジア太平洋戦争から終戦

第九章 国共内戦、大陸を追われる日

最終章 台湾時期

内容説明

〓介石は、半植民地化されていた近代中国の国際的地位を飛躍的に押し上げた。中国軍の総司令として抗日戦争に勝利し、外交手腕によって中国が戦後、国連安保理の常任理事国を担う礎を築いた。彼こそ「中華の復興」を実現した人物と言える。しかし、毛沢東と対立した彼は、中華人民共和国では長く「人民の公敵」とされ、台湾では恐怖政治の主導者として記憶されている。親日家として戦後日本の運命を変えた〓介石の素顔を描いた決定版評伝が、もう一つの近代中国史を明らかにする。

目次

第一章 生い立ちから少年期、革命心のめばえ
第二章 日本留学時代
第三章 辛亥革命から国民革命へ
第四章 国民革命期
第五章 宋美齢との再婚、陳潔如と〓経国の苦難
第六章 奥地建設と西安事件
第七章 日中戦争
第八章 アジア太平洋戦争から終戦
第九章 国共内戦、大陸を追われる日
最終章 台湾時期

著者等紹介

家近亮子[イエチカリョウコ]
敬愛大学国際学部客員名誉教授。慶應義塾大学文学部東洋史学科・慶應義塾大学法学部政治学科卒業。慶應義塾大学法学研究科政治学専攻博士課程修了、博士(法学)。文部科学省教科用図書検定調査審議会委員などを経て現職。著書に『〓介石の外交戦略と日中戦争』(岩波書店、2012年、第8回樫山純三賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

kk

23
図書館本。中正蒋介石一代の評伝。イデオロギー色を意識的に排し、あるがままの人物像と治績を提示しようとする一冊。日記の記述などから蒋の内面に迫ろうとすると共に、複雑な家庭環境なども瞥見しつつ、近代中国の政治的・外交的・思想史的なコンテクストの中での彼の立ち位置などを吟味し、抑えた筆致ながら、著者なりの評価を試みる。「人民の公敵」と堕とされた蒋ではあるが、日記での吐露には曾国藩的な思想の系譜を感じさせるものあり。また今更ながら西安事件の巨大なインパクトに慄く思い。2025/09/27

月をみるもの

18
日中戦争を日本の立場から描いた史書とかフィクションをいろいろ読んできたが、中国側の立場からみるとなるほどこういうふうに見えるのか。ほかにも、日本の傀儡としか認識してなかった汪兆銘が実は国民党のメインストリームにいた重鎮だったとか、張学良が西安事件を起こすに至った経緯とか、蒋介石には妻子がいたのに宋美齢と政略結婚したとか、知らないことばかりで、己の無知を恥じずにはいられない。なかでも一番印象的だったのは、日本がアメリカとの戦争にうってでた瞬間に、蒋介石が「これで日本には勝った。次は共産党だ」ってなるシーン。2025/10/20

さとうしん

14
蒋介石本人の事跡やその時々の国内政治・国際状況とともに、妾や離縁した元妻を含めたその家族の状況も詳しく辿っている。特に本書後半は後継者となった蒋経国の評伝も兼ねているかのようである。孫文との関係は、本人の状況も考えず一方的にあれこれ命令される立場で、色々気苦労が多かったようである。蒋介石と宋美齢との関係についても同様のことが言えるわけであるが。国共内戦の敗北については、イギリス、就中チャーチルとの関係がうまくいかなかったことに理由を求めている。2025/08/14

nishiyan

12
蒋介石の評伝。長男の蔣経国について、かなり紙面を割いているのは興味深かった。片や日本留学、片やソ連留学と国は違えども、そこでの学びが両者に与えた影響が大きい点は気になった。日中戦争期のアメリカ、イギリスとの協力関係の綻びが、後の国共内戦の敗北に繋がったというのは面白かった。宋美齢の存在は蒋介石を大国の指導者に押し上げたものの、元妻、愛人がいる家庭の絶妙なバランスを崩すだけでなく、最終的には毛沢東に敗れる結果となったのは何ともはやと思った。2025/09/04

新父帰る

7
2025年8月刊。大変素晴らしい本だ。蒋介石の詳細な日記をベースに、蒋介石側から歴史を観ると言う立場を取っている。私は元々蒋介石に付いて、いくつかの疑問を以前から持っていた。何故、日本人に対して「以徳報怨」の精神を貫いたのか、何故、中国共産党に負けたのか。その時、アメリカはどのような立場にあったのか、また中国人民の心が何故蒋介石から離れたのかである。この疑問はこの書ですべて解決した。新たに分かったことは、三人の女性の存在である。宋美鈴は有名であったが、二番目の陳潔如の存在が現在、クローズアップされている。2025/10/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22762911
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ドワンゴ」にご確認ください。

最近チェックした商品