ちくま新書<br> ラテン語の世界史

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ラテン語の世界史

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  • サイズ 新書判/ページ数 304p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480076878
  • NDC分類 892
  • Cコード C0222

出版社内容情報

ローマ帝国は滅びても

ラテン語は滅びない



いかにして西洋文化の基盤となったのか

「世界最強言語」の謎に満ちた運命に迫る



イタリアの一地方言語に過ぎなかったラテン語は、ローマ帝国の公用語として世界に広まり、西ローマ帝国崩壊後もキリスト教と結びついて普遍的公用語としての地位を築いた。しかし、やがて主要言語としての地位を失い、「教養」語となって現代に至る。長く歴史上に君臨したラテン語はいかにして広まり、生き続けてきたのか。ギリシア語との覇権争い、キリスト教との蜜月、各国の近代俗語との交代──「世界最強の言語」が歩んだ2000年以上に及ぶ数奇な運命に迫る。

内容説明

イタリアの一地方言語に過ぎなかったラテン語は、ローマ帝国の公用語として世界に広まり、西ローマ帝国崩壊後もキリスト教と結びついて普遍的公用語としての地位を築いた。しかし、やがて主要言語としての地位を失い、「教養」語となって現代に至る。長く歴史上に君臨したラテン語はいかにして広まり、生き続けてきたのか。ギリシア語との覇権争い、キリスト教との蜜月、各国の近代俗語との交代―「世界最強の言語」が歩んだ2000年以上に及ぶ数奇な運命に迫る。

目次

第1章 現代のラテン語
第2章 ラテン語の起源
第3章 古代末期までのラテン語
第4章 ラテン語とキリスト教
第5章 初期中世から盛期中世のラテン語
第6章 学校・教育のラテン語
第7章 イタリア・ルネサンスから現代へ

著者等紹介

村上寛[ムラカミヒロシ]
1981年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。立教大学、明治学院大学、早稲田大学などで講師を務めるほか、人文知のプラットフォーム「クェス(QeS:Quid est Sapientia)」代表。2017年度よりKUNILABOでラテン語の講座を開講。専門は西洋中世思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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よっち

23
イタリアの一地方言語に過ぎなかったラテン語が、いかにして西洋文化の基盤となったのか。世界最強言語の謎に満ちた運命に迫る1冊。ローマ帝国の公用語として世界に広まり、帝国崩壊後もキリスト教と結びついて普遍的公用語としての地位を築いたラテン語。その起源から帝国の発展、キリト教徒の関わりと東方ギリシア語圏との間に生まれた溝、帝国が崩壊する過程で主要言語としての地位を失っていったのか、学校・教育におけるラテン語と修道院との関わり、イタリア・ルネサンスでの復興と日本との関わりも紹介されていてなかなか興味深かったです。2025/07/08

さとうしん

16
ラテン語の起源、ギリシア誤との角逐からラテン語による古典の形成と受容、直系の子孫にあたるフランス語、イタリア語などロマンス諸語の形成、日本での受容まで。ラテン語とは直接関わりのない英語もラテン文字で表記されていることは、考えてみれば漢字でもって日本語を表記するのと似た面があるのかもしれない。中世になってラテン語の文法学習が古典の中の名文の学習を通じて行われたこと、後にはそれが本当に文法学習に堕してしまったことは何やら現代の語学教育を連想させる。2025/06/16

電羊齋

15
ラテン語とラテン語世界の歴史。興味深かったのは、中世西欧では、ローマ帝国時代には及ばないにせよ、キリスト教修道院により古典写本の作成、ラテン語教育が行われ、やがてそこから大学が発生するなど、ラテン語と古典教養が断絶しなかったこと。また、行政用語としての使用、ラテン語の子孫といえるフランス語、イタリア語、スペイン語などロマンス諸語の形成過程、そしてラテン語が「俗語」とされてきた各国の言語、近世以降における「国語」へと次第に交代していく過程についても触れていて参考になった。2025/06/28

ポルターガイスト

3
ラテン語文学に対するギリシア文化の影響や中世写本の位置など個人的に弱点になっていた分野を補強してもらえる本だった。細かな文法などの話はコラムにまとめられていて,高校世界史レベルの大筋の流れが本編に記述されている。2025/06/24

Go Extreme

2
https://claude.ai/public/artifacts/c705e13d-3d94-4410-b905-1ff8a6404061 2025/07/01

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