出版社内容情報
ローマ帝国は滅びても
ラテン語は滅びない
いかにして西洋文化の基盤となったのか
「世界最強言語」の謎に満ちた運命に迫る
イタリアの一地方言語に過ぎなかったラテン語は、ローマ帝国の公用語として世界に広まり、西ローマ帝国崩壊後もキリスト教と結びついて普遍的公用語としての地位を築いた。しかし、やがて主要言語としての地位を失い、「教養」語となって現代に至る。長く歴史上に君臨したラテン語はいかにして広まり、生き続けてきたのか。ギリシア語との覇権争い、キリスト教との蜜月、各国の近代俗語との交代──「世界最強の言語」が歩んだ2000年以上に及ぶ数奇な運命に迫る。
内容説明
イタリアの一地方言語に過ぎなかったラテン語は、ローマ帝国の公用語として世界に広まり、西ローマ帝国崩壊後もキリスト教と結びついて普遍的公用語としての地位を築いた。しかし、やがて主要言語としての地位を失い、「教養」語となって現代に至る。長く歴史上に君臨したラテン語はいかにして広まり、生き続けてきたのか。ギリシア語との覇権争い、キリスト教との蜜月、各国の近代俗語との交代―「世界最強の言語」が歩んだ2000年以上に及ぶ数奇な運命に迫る。
目次
第1章 現代のラテン語
第2章 ラテン語の起源
第3章 古代末期までのラテン語
第4章 ラテン語とキリスト教
第5章 初期中世から盛期中世のラテン語
第6章 学校・教育のラテン語
第7章 イタリア・ルネサンスから現代へ
著者等紹介
村上寛[ムラカミヒロシ]
1981年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。立教大学、明治学院大学、早稲田大学などで講師を務めるほか、人文知のプラットフォーム「クェス(QeS:Quid est Sapientia)」代表。2017年度よりKUNILABOでラテン語の講座を開講。専門は西洋中世思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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