ちくま新書<br> 私たちは何を捨てているのか―食品ロス、コロナ、気候変動

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ちくま新書
私たちは何を捨てているのか―食品ロス、コロナ、気候変動

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480076779
  • NDC分類 611.3
  • Cコード C0236

出版社内容情報

日本全体で年間4兆円※1

コンビニ1店舗468万円※2

「捨てて」いる。



(※1=消費者庁・環境省・農林水産省(2024年6月)/※2=大手コンビニの中央値。公正取引委員会(2020年))



食品ロスは、コロナ禍やウクライナ侵攻、気候変動など、地球規模の事件と繋がっており、貧困や飢餓の問題にも影響を与えている。社会問題として複雑に絡まった因果関係を、多数の事例を挙げながら丁寧に解説する。牛乳、コメ、卵など身近な食べ物をめぐる話題から賞味期限と消費期限、ごみ問題まで、私たちの生活と直結する内容が満載。



コロナ禍のパニック買いと食品ロス/食料高騰と貧困のスパイラル/生ごみを焼却する日本は時代遅れ/食品ロスを減らせば「手取り」が増える

……持続「不可能」な食料システムを暴く!

内容説明

食品ロスのために失われている金額は、日本では年間4兆円とも言われている。たとえば大手コンビニ1店舗が捨てている食品は年間468万円。食品ロスは、コロナ禍やウクライナ侵攻、気候変動など、地球規模の事業と繋がっており、貧困や飢餓の問題にも影響を与えている。社会問題として複雑に絡まった因果関係を、多数の事例を挙げながら丁寧に解説する。牛乳、コメ、卵など身近な食べ物をめぐる話題から賞味期間と消費期限、ごみ問題まで、私たちの生活と直結する内容が満載。

目次

第1章 パニック買いの背後で捨てられる食べもの
第2章 日本の食の「捨てる」システム
第3章 貧困をめぐる実情
第4章 ごみ政策と食品ロスの切っても切れない関係
第5章 気候変動とほころんだ食料システム
第6章 食べものを捨てるとき、わたしたちは何を捨てているのか

著者等紹介

井出留美[イデルミ]
食品ロス問題ジャーナリスト。奈良女子大学食物学科卒。博士(栄養学/女子栄養大学大学院)、修士(農学/東京大学大学院農学生命科学研究科)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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けんとまん1007

65
廃棄されている食品について、以前、大きな話題になったことがある。ただ、それ以降の状況がわからないでいる中で、出会った1冊。廃棄された食品に係ることだけなく、生産地での廃棄されたものや、生産量そのものへの視点もあって、考えることが多い。自分自身、自宅で食べる野菜を作っていることもあり、野菜そのものを作るところから、気づくことも多い。お金を出せば買えるということでは、済まないことであると思うが、そうは思っていない人も多いのかなと。最近の米価についても、表面的なことだけのようにも思う。2025/06/27

白黒豆黄昏ぞんび

12
数字で出されるとびっくりするくらいわたしたちは食べ物を捨てている。環境を破壊しながら食べ物を作ってそれを捨ててるなんてそれはおかしいに決まっている。2025/07/08

はるき

12
食品ロスの専門家による、人類が目指すべきこれから。我なが大げさな表現ですが、地球に生かされている事実を忘れがちな自分に喝を入れたくなりました。食べ物を捨てる傲慢さ。ゴミとかした食料廃棄による大気汚染。地球温暖化による生態系の破壊。サーキュラーエコノミーならぬ、死のループじゃないか。昔から私は何でもよく食べるタイプですが、もっと本気で対応したい。2025/03/22

藤井宏

9
いろいろ知らなかったことが書かれていて勉強になりました。精米後の米は1か月強で商品棚から撤去する商習慣がある。新型コロナの流行は失業による生活困窮者の増加をもたらしたが、一方畜産農家では家畜の販路を失い一部の家畜は殺処分され廃棄された(米国)。京都市では、しまつのこころ条例でごみを半減させた。徳島県上勝町にはごみ収集車がない。韓国では生ゴミの従量課金制が導入されている。わが街では燃えにくい生ゴミを焼却するための燃料費、年間どれくらいかかっているのだろう。2025/04/05

そうたそ

8
★★★☆☆ 食品ロスから生じる様々な諸問題を解説する一冊。身近な事例と共に丁寧に説明してくれているので、難なく読める。卵の賞味期限はあくまで生食としてのもので、しっかり加熱すればもっと日持ちする、というのは知っていたが三ヶ月も日持ちするとは。各国の食品ロスに対する政策等の解説も充実しており、身近なところから規模の大きい話までバランスが良い。読めばなるほどと思う知識もきっとあるはず。身近なところから食品ロスをなくしていくためにも読んでおきたい一冊。2025/05/29

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