出版社内容情報
大人は何ができるのか?
「与えられる性差」の悪影響と、起きている前向きな変化。
理想(多様性奨励)と現実(根強いバイアス)のギャップが大きすぎる!
学校・家庭・メディアで与えられる「らしさ」の何が問題か。
赤ちゃんから幼児、小学生、中高生、大学生まで、育児や教育を通して子どもたちに与えられるジェンダーイメージについて、教育社会学の知見や著者自身の子育て経験を踏まえて検証・考察する。
母性愛神話、マイクロアグレッション、性教育、別学か共学か、性的同意、女性の透明化・商品化……語りにくいが大事な問いに正面から挑む。
内容説明
理想(多様性奨励)と現実(根強いバイアス)のギャップが大きすぎる!学校・家庭・メディアで与えられる「らしさ」の何が問題か。赤ちゃんから幼児、小学生、中高生、大学生の間に育児や教育を通して子どもたちに与えられるジェンダーイメージについて、教育社会学の知見や著者自身の子育て経験を踏まえて検証・考察する。母性愛神話、マイクロアグレッション、性教育、別学か共学か、性的同意、女性の透明化・商品化…語りにくいが大事な問いに正面から挑む。
目次
第1章 赤ちゃんから刷り込まれるジェンダー―おもちゃの好みは遺伝か環境か?(赤ちゃんのときから刷り込まれるバイアス;3歳ごろからの性自認と幼稚園の役割 ほか)
第2章 小学生が闘うジェンダー―理想と現実のギャップ(シンデレラ願望;変わるプリンセス像 ほか)
第3章 中高生の直面するジェンダー―思春期特有のジレンマ(「サッカー部」にいる女の子はマネージャー?;男女の体格差 ほか)
第4章 大学のゆがんだジェンダー―差別とセクハラの温床なのか?(医学部女性減点問題の衝撃;女子枠は逆差別か ほか)
著者等紹介
中野円佳[ナカノマドカ]
1984年東京都生まれ。東京大学教育学部卒業後、日本経済新聞社入社。大企業の財務や経営、厚生労働政策を取材。育休中に立命館大学大学院先端総合学術研究科入学。同研究科に提出の修士論文を基に、2014年『「育休世代」のジレンマ―女性活用はなぜ失敗するのか?』(光文社新書)を出版。15年よりフリージャーナリスト、23年東京大学大学院教育学研究科博士課程満期退学。現在、東京大学多様性包摂共創センターDEI共創推進戦略室准教授。キッズライン事件報道でPEPジャーナリズム賞2021特別賞、第2回調査報道大賞デジタル部門優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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