ちくま新書<br> 金利を考える

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ちくま新書
金利を考える

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480076458
  • NDC分類 338.12
  • Cコード C0233

出版社内容情報

住宅ローンや消費者金融、銀行預金に個人向け国債。私たちの身の回りには「金利」があふれている。「低金利だから円安になる」「金利を上げると不景気になる」といったニュースも、毎日のように聞こえてくる。これらの「金利」は。お互いにどんな関係があって、それぞれの金利はなぜ/どうやって決まるのか。金利が動くと私たちの生活に何が起きるのか。金融政策の第一人者が、身近な事例をもとに根本から解き明かす。お金と社会を見る目が変わる、実践的経済学の書。



2024年8月に起きた史上最大の株価下落と金利の関係をひもとく「金利引き上げと株価暴落」を収録。

内容説明

住宅ローンや消費者金融、銀行預金に個人向け国債。私たちの身の回りには「金利」があふれている。「低金利だから円安になる」「金利を上げると不景気になる」といったニュースも、毎日のように聞こえてくる。これらの「金利」はお互いにどんな関係があって、それぞれの金利はなぜ/どうやって決まるのか。金利が動くと私たちの生活に何が起きるのか。金融政策の第一人者が、身近な事例をもとに根本から解き明かす。お金と社会を見る目が変わる、実践的経済学の書!

目次

第1章 金利を上げ下げする力はどこから来るのか
(プロローグ;「金利」とは何か・どう決まるのか;いろいろな金利はどう関連しているのか;金利政策の理論的支柱として現代マクロ経済学)
第2章 金利はなぜ「特殊な価格」なのか(ミクロ経済学からみた金利の特殊性;家計にとっての金利はどう決まっているか;社会規範からみた金利の位置づけ)
第3章 消費者金融の金利は高すぎるのか低すぎるのか(消費者金融の金利;苛酷な取り立てがもたらした社会規範の変化;グレーゾーン金利解消の副作用は大きかったか?;高利だが安全な質屋金融はなぜ衰退したのか)
第4章 住宅ローンの金利は上がるのか下がるのか(日本における住宅ローン金利の選択肢;金利リスクが破滅的結果をもたらしたサブプライム・ローン問題;ねずみ講・レッドライニング・略奪的貸出)
第5章 金利はなぜ円高・円安を起こすのか(固定相場の時代;変動相場制と価格裁定・金利裁定;為替レートの予測はなぜ当たらないのか;為替レートと金利をめぐる不都合な真実;円安・円高は将来の日本人の人口構成を変える)
エピローグ―金利引き上げと株価暴落

著者等紹介

翁邦雄[オキナクニオ]
1951年、東京生まれ。京都大学公共政策大学院名誉フェロー。専門は国際経済学、金融論。1974年に日本銀行に入行し、筑波大学社会工学系助教授、日本銀行金融研究所長、京都大学公共政策大学院教授などを歴任した。著書に『期待と投機の経済分析―「バブル」現象と為替レート』(東洋経済新報社、日経・経済図書文化賞受賞)、『経済の大転換と日本銀行』(岩波書店、石橋湛山賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

88
2025年一冊目。とてもタイムリーな話題を取り扱っていて面白かった。金利と為替の関係、住宅ローンの金利の選択肢、消費者金融の金利と特殊詐欺,闇バイトの関係など、身近な話題と中央銀行との関係がよくわかります。金利とは「お金のレンタル料」であり、今後人口減少し円安が進んでいるわが国では、レンタル料が上がることは期待できなさそうです。植田総裁は、中央銀行は物価安定のために金利を動かすと述べていますが、雇用の最大化や為替の円安リスクも睨んで政策決定をすることが求められています。社会を金利から見る視点が新鮮でした。2025/01/02

KAZOO

84
金利を中心とした金融経済の分野の本だと思います。著者の本は「金利の知識」「日本銀行」などを読んでいますがやはり知的好奇心をそそられます。この本も女子大の講義を基にしたものでかなりやさしく書かれているといわれていますが、結構内容的には難しいと思われるものがあるように感じました。ただ今はゼロ金利からプラスの金利ということで最近の状況なども踏まえておられて参考になりました。2024/10/29

Kooya

6
「お金のレンタル料」である金利について色々考察した本。金利の決まり方・住宅ローン・為替レートをはじめ様々な切り口から分析している。個人的に印象に残った部分は、消費者金融に関する章。例えば、貸金業法の改正により、グレーゾーン金利が撤廃されたことで、多重債務者の数は減少した。しかし、貸出金利の上限引き下げは、多重債務者をはじめ信用リスクが高い人への貸出を減らす。その結果、新たな資金調達手段として闇バイトや特殊詐欺が用いられ、件数も増加している様は、最近のニュース等を踏まえると、腑に落ちる考えだと思った。2024/11/03

読人

5
著者が同じちくま新書で出している「日本銀行」が参考になったこともあり手に取った。本作は主に金利が家計に影響を与える側面としてサラ金、住宅ローン、為替といった波及経路が紹介されているが、為替の章は面白かった。マイナス・超低金利による円安の功罪について説明されているが、弊害の多さを指摘してる。一般消費者+輸入業者から輸出業者への補助金というのは理解していたが、外国人労働者の忌避による人口構成への影響は考えたことがなかったので参考になった。8月の株価暴落についても考察されている。2024/11/04

TM

3
金利について、身近な出来事としてどう影響してくるのかという点から解説している本。「金利」そのものについての体系的な全体像は把握できないように思うが、専門的な内容を身近にしてくれる。より専門的な本を読む前に読んでいるとイメージが持ちやすくなるかもしれない。2024/12/15

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