出版社内容情報
誰に手厚く、誰に冷たい政治か。「身を切る改革」、授業料無償化から都構想、万博、IR計画まで。印象論を排し、財政データから維新の「強さ」の裏側を読みとく
内容説明
結党から十数年の間に地域政党の枠を越え、国政でも存在感を見せる維新の会。公務員制度や二重行政にメスを入れる「身を切る改革」や、授業料の完全無償化が幅広い支持を得る一方、大阪都構想や万博、IRなどの巨大プロジェクトは混迷を極める。“納税者の感覚”に訴え支持を広げる政治、そしてマジョリティにとって「コスパのいい」財政は、大阪をどう変えたか。それは誰に手厚く、誰に冷たい政治なのか。印象論を排し、独自調査と財政データから維新の「強さ」の裏側を読みとく。
目次
第1章 大阪維新の会とはどんな政党か―「定説」の再検討
第2章 主要政策を読みとく
第3章 維新支持の構造―大阪府民は「特殊な人びと」か
第4章 財政から読みとく―維新の会は「小さな政府」か
第5章 「大阪の成長」の実像―「維新は大阪を豊かにした」は本当か
第6章 財政ポピュリズムを乗り越える
著者等紹介
吉弘憲介[ヨシヒロケンスケ]
1980年、長野県生まれ。法政大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、桃山学院大学経済学部教授。財団法人とっとり地域連携・総合研究センター研究員、下関市立大学准教授、桃山学院大学経済学部准教授を経て2021年10月から現職。専門は財政学、地方財政論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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trazom
ま
りょうみや
梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」
浅香山三郎