ちくま新書<br> 天武天皇

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ちくま新書
天武天皇

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  • サイズ 新書判/ページ数 320p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480075574
  • NDC分類 288.41
  • Cコード C0221

出版社内容情報

壬申の乱に勝利して皇位を奪取し、日本律令国家の基礎を築き、記紀編纂に着手した天武天皇。その生涯を解明し、皇親政治、律令制度導入の実態について考察する。

内容説明

律令国家の基礎を築き、記紀の編纂に着手した天皇として広く知られる天武天皇。だが、その前半生については不明な点が多い。その生涯を明らかにしつつ、天武天皇の敷いた皇親政治(天皇と皇親“皇族”を主体とする政治体制)の実態について考察。さらに天武天皇が導入しようとした律令制度はどのようなものか、なぜ導入しようとしたのかを浄御原令をもとに検証。天武天皇が深く関わった仏教政策の意味についても検討する。天武天皇の実像と古代政治体制の実態を明からにする入門書。

目次

序章 本書の構成と課題
1 生涯(天武天皇の前半生;天武天皇の時代)
2 皇親政治(天武朝の皇親たち;天武朝政治の担い手たち;皇親政治の本質)
3 律令制度の導入(天武朝の政治組織;天武天皇と律令国家;天武天皇と仏教政策)

著者等紹介

寺西貞弘[テラニシサダヒロ]
1953年生まれ。元和歌山市立博物館館長。関西大学大学院博士課程後期課程満期退学。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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terve

23
天武天皇の前半生は意外と分かっておらず、第一章はそれを復元するという意欲的な試みだと思われる。第二章は、自明だと思われていた皇臣とは何かについて述べ、皇臣を冠位によって序列化することこそ皇臣政治の本質であるとしている。第三章は浄御原令を復元しているが、若干強引な点が見られる。とはいえ、推測せざるを得ない中、壬申記などの資料に基づいて考察されており、誠実な一書であると思われる。仏教政策については、自身の経験から構想されたという点について、なるほどと思わされた。2023/08/06

新父帰る

7
2023年5月刊。表題は「天武天皇」と謳ってあるが、天武時代の政治の担い手にもスポットが与えられている。その一つが皇親政治と呼ばれるものだ。壬申の乱以降、菟野皇女の立后については吉野の盟約以後を立后としている。皇子(高市皇子、川嶋皇子、草壁皇子、大津皇子、舎人皇子)についてもそれぞれ一人ひとり事績を追っている。律令体制の完成に向けて打ち出した浄御原令の編纂は天武時代の最大の事績ではないか。天武天皇は大海人皇子の時に出家されているが、その時の経験を生かして僧尼令を制定し、仏教統制政策を取ったことも特徴だ。 2023/07/01

KT1123

4
読み始めてから中断したり再開したりで、1年以上かかっちゃいました^^; 天武天皇その人の生涯より、そのなしたこと、なそうとしたこと(皇親政治と飛鳥浄御原令)に重きを置かれた論文的な感じで、私にはかなり難しかった(>ω<)2024/08/12

左近

4
壬申の乱で皇位を奪取し、豪族の影響力を排除した皇親政治を行った天武天皇。その実態を考察し、律令国家の成立過程を追う。普段「自分は歴史が専門だったから」とか偉そうに口走っているが、研究は日進月歩だし、時間が経てば基礎知識も忘れるしで、こうした本を定期的に読むと、色々と勉強になって楽しい。応神天皇五世孫で北陸から畿内入りして即位したという、何やら怪しげな出自の継体天皇以後は史実性が高まるとされるが、天武天皇は、その継体天皇から数えて五世孫に当たるという事実にハッとさせられる。今まで全く気付いていなかった。2023/07/11

眉毛ごもら

3
天武天皇の生涯および持統文武期〜奈良時代初期。皇親政策、浄御原令の大宝律令養老律令との比較検討、僧尼令等で律令関係の記述がメイン。讃良様の立后が吉野の盟約時まで繰り下がるのではないか説は面白かったし、先行研究や最近出た新書などの比較検討ガンガンやってて議論の活発化はもっとやれとなった。大津誑かした僧の遠国への追放は僧限定方の適用というよりはパンピー向け流罪と同等の罰則適用な気がするけど。初めの方のページに元明と元正の誤記があったのでそこ修正必要かな。正誤はともかく律令関係苦手な私でも楽しく読めましたな。2023/06/15

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