出版社内容情報
「15年間の取材、750回の連載執筆で見えたもの」共同通信の記者が全国をまわって考えた、動物園・水族館の過去、現在、そして未来。
内容説明
二〇〇八年に著者は、日本各地の動物園・水族館にいる、動物と動物に関わるひとびとを訪ねる連載をスタートさせる。「動物園とは動物を収集・飼育・展示する施設である」この定義から導かれる、動物園の持つ原罪とは何か。動物園のメディアとしての特性は何か。動物を擬人化してもいいのか。飼育係は、どのように動物と関わるのか。共同通信の記者が全国をまわって考えた、動物園の過去、現在、そして未来。
目次
はじめに 生きものスルーから「生きもの大好き」へ
第1章 動物園へ行く(増井光子さんの拒否から始まった;連載をスタートする ほか)
第2章 動物園を知る(動物園とは何か;正当化するための「四つの役割」 ほか)
第3章 動物園で学ぶ(『かわいそうなぞう』の虚構と真実;カリスマとノンカリスマ ほか)
第4章 動物園で考える(アニマルウェルフェアとは何か;ウェルフェアの傘を広げたい ほか)
著者等紹介
佐々木央[ササキヒサシ]
1956年、青森県生まれ。共同通信社記者。立教大学社会学部兼任講師。早稲田大学法学部卒、1982年入社。2008年より、「生きもの大好き」の連載をスタート。以降、動物園・水族館の取材を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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