ちくま新書<br> 聞く技術 聞いてもらう技術

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ちくま新書
聞く技術 聞いてもらう技術

  • 東畑 開人【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480075093
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C0295

出版社内容情報

「聞かれることで、ひとは変わる」
カウンセラーが教える、コミュニケーションの基本にして奥義。読んですぐに実践できる、革新的な一冊。

第19回大佛次郎論壇賞、紀伊國屋じんぶん大賞2020 W受賞
『居るのはつらいよ』の東畑開人、待望の新書第一作!

聞かれることで、ひとは変わる――。
カウンセラーが教える、コミュニケーションの基本にして奥義。
「聞く」は声が耳に入ってくることで、「聴く」は声に耳を傾けること――。「聴く」のほうがむずかしそうに見えて、実は「聞く」ほうがむずかしい。「聞く」の不全が社会を覆ういまこそ「聞く」を再起動しなければならない。そのためには、それを支える「聞いてもらう」との循環が必要だ。小手先の技術から本質まで、読んだそばからコミュニケーションが変わる、革新的な一冊。

「「聞いてもらう技術」? ふしぎな言葉に聞こえるかもしれません。その感覚をぜひ覚えておいてください。このふしぎさこそが、「聞く」のふしぎさであり、そして「聞く」に宿る深い力であって、この本でこれから解き明かしていく謎であるからです。」(本文より)


世の中にはたくさんの素晴らしい「聞く技術」本があるわけですが、心理士としてひとつだけ不満がありました。「聞く技術」を必要としているときほど、実は技術なんか使っている余裕がないことです。
たとえば、パートナーや家族、同僚などの身近な人間関係で揉めているとき、あるいは政治や社会課題をめぐって敵と味方が二分されるとき、本当は対話が必要なときこそ、僕らの「聞く」は不全に陥ります。相手の話を聞いていられなくなる。
そういうとき、必要なのは、「聞く技術」ではなく「聞いてもらう技術」です。僕らが話を聞けなくなるのは、僕ら自身の話を聞いてもらえていないときだと思うからです。
「聞く」はふしぎです。聞くための小手先の技術から、聞いてもらうことに備わる深いちからまで、20年近い臨床経験から学んだことを、すべて書いてみました。
――東畑開人

内容説明

「聞く」は声が耳に入ってくることで、「聴く」は声に耳を傾けること―。「聴く」のほうがむずかしそうに見えて、実は「聞く」ほうがむずかしい。「聞く」の不全が社会を覆ういまこそ「聞く」を再起動しなければならない。そのためには、それを支える「聞いてもらう」との循環が必要だ。小手先の技術から本質まで、読んだそばからコミュニケーションが変わる、革新的な一冊。

目次

聞く技術 小手先編
第1章 なぜ聞けなくなるのか(届かなかった言葉;社会に欠けているもの ほか)
第2章 孤立から孤独へ(連鎖する孤独;孤独と孤立のちがい ほか)
聞いてもらう技術 小手先編
第3章 聞くことのちから、心配のちから(心に毛を生やそう;素人と専門家のちがい ほか)
第4章 誰が聞くのか(対話を担う第三者;食卓を分断する話題 ほか)

著者等紹介

東畑開人[トウハタカイト]
1983年東京生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)・臨床心理士。専門は、臨床心理学・精神分析・医療人類学。白金高輪カウンセリングルーム主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ノンケ女医長

151
いろいろな技術が紹介されているのかと思ったが、結局は著者の自叙伝という感じ。ある程度、正直に自己開示されている点は良いとしても、肝心な聞く技法が十分に伝承されているのかどうか、疑問の連続だった。いくつかの実践例が猛々しく紹介されているが、私はいずれも、白々しく感じられ、大切に実行してみたいという気持ちには微塵もなれなかった。内容が「聞く」に集約されているわけではないので、読了感としては曖昧で、残念。2024/06/10

アキ

136
「聴く」ことより「聞く」ことの方が難しいのは、夫婦の会話を例にとってみても実感している(妻に指摘され)。他人の話を聞くためには、まず他人に聞いてもらう経験が必要である。日本の現代社会の根本には孤独の問題がある。内閣官房に孤独・孤立対策担当室が設置され、厚生労働省は「心のサポーター養成事業」を立ち上げた。カウンセラーなどの専門知が有効なこともあるが、世間知で心の問題の多くは解決できる。当人同士に第三者の聞いてくれる人が必要だ。そこに社会が生まれるのだから。聞くことは、ただそれだけのことが苦悩を救う力がある。2023/02/09

ゆいまある

107
コロナ禍のまっただ中、人々が分断されていた時に生まれた本。難しい内容ではない。傷つけあわない生き方マニュアル。人は攻撃的な言葉を使う時、孤立しているのである。だったら誰かを攻撃する前に誰かに話を聞いてもらい、孤立から抜け出したほうがいい状態でいられる。そして孤立している人を見かけたらちょっとお節介して「どうしたの」と声をかけてあげること。感情が人に渡せるのが健康。一人で抱え込むと病的になる。成程役に立った。東畑さん、ですますより新聞に書いているみたいな「で、ある」調の文章が素晴らしい。天才かと思った。 2023/06/15

ネギっ子gen

103
【ボールのように絶望や孤独を他者に預けられると、心の空いたスペースに小さな希望とつながりの感覚が生じる。人間と人間の間には、そういう神秘が存在する】「聞く」は、声が耳に入ってくること。「聞く」の不全が社会を覆う今こそ「聞く」を再起動し、「聞いてもらう」との循環が必要、と。<【聞く技術 本質編】「なにかあった?」と尋ねてみよう。どうしてもそう言えないときには、聞いてもらうから、はじめよう。【聞いてもらう技術 本質編】「ちょっと聞いて」と言ってみよう。今はそう言えないときには、聞くところから、はじめよう>。⇒2023/07/01

こも 旧柏バカ一代

103
聞いてもらうためには聞かないと、聞くためには聞いてもらわないと、、難しい。2022/12/06

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