ちくま新書<br> 日本美術の核心―周辺文化が生んだオリジナリティ

個数:
電子版価格
¥990
  • 電子版あり

ちくま新書
日本美術の核心―周辺文化が生んだオリジナリティ

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月26日 11時04分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 296p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480074607
  • NDC分類 702.1
  • Cコード C0270

出版社内容情報

遊び心、わび、デザイン性、文字との融合、多様性の競演……世界の周辺文化のトップランナーである日本美術の唯一無二性を、豊富な図版とともに解析する一冊。

内容説明

西欧や中国の美術はいわゆるファインアート、権力者による威圧的な造形を主流としているが、日本美術は違う。例えば鳥獣戯画や伊藤若冲の作品のように、遊び心にあふれ見る者を楽しませる造形によって鮮烈に彩られ、「真実」よりも「美しさ」を追求し発展してきた。「わび」「素朴さ」「デザイン性」「文字との融合」「多様性の競演」…世界に類のないそのオリジナリティを、本書では縦横無尽に読み解いていく。世界の周辺文化のトップランナーとしての日本美術の唯一無二性を解析する一冊。

目次

第1章 入ってきたもの・出ていったもの
第2章 デザインへの傾斜
第3章 そこにあるのは「美」か、「真理」か
第4章 教養があってこそ味わえる
第5章 文字と絵の幸福なコラボレーション
第6章 素朴を愛する
第7章 わびの革命
第8章 庶民ファーストなアート
第9章 多様なスタイルの競演
第10章 周辺のオリジナリティ

著者等紹介

矢島新[ヤジマアラタ]
1960年、長野県生まれ。跡見学園女子大学教授。専攻は日本美術史。東京大学大学院博士課程中途退学(辻惟雄氏に師事)。渋谷区立松涛美術館学芸員を経て現職。近世の宗教美術という、過去の美術史であまり論じられてこなかった領域を早くから開拓してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

フク

22
#読了 日本美術の特徴的な要素について解説。 リアルを追求するよりも、見た目の良さや分かりやすさを優先したという指摘にスッキリ。 美術品の写真は全てモノクロなので、現物を見に行きたい。特に加藤信清の文字絵は凄まじかったので網膜に焼き付けたい。 図書館2022/04/01

9
ちょっと、理解出来ないですね、野心的な内容だと思けど…、はじめに、に全てが書いてあり、本編は肉付けです。1〜3章が、広敷を広げ過ぎの感じです。4章からは少しわからないでもない。なんだろうコトバの定義が気になるし、見方だけでの議論はうんざりです、少し期待しただけに残念です。2022/11/19

クサバナリスト

8
素朴を愛する、わびの革命、庶民ファーストなアート、多様なスタイルの競演といった、他の国や地域では見られない日本独特の美術の歴史を紐解いていく内容だった。2022/04/19

はちめ

6
日本美術の特徴を西洋のファインアートと対象的なところに求めて整理した著作。ファインアートとは、大衆芸術に対する純粋芸術とか、美しさを楽しむ技術に対する真理を求める技術といった意味合いで使われている。新書の中に幅広い日本美術を押し込んでいるため、ほとんどの図版が小さく白黒であるが、膨大な数の図版が掲載されているのでイメージが湧きやすい。やはり見たことがない美術品について言葉で語られても解らないので、本書は新しい視点もあるとともに日本美術の入門書として優れている。☆☆☆☆★2022/03/16

bijutsushitan

1
西欧と中国という世界史的な覇権国家と周縁国家である日本という図式を、そのまま権威的なファインアートと民衆的なサブカルやポップカルチャーという構図にあてはめて日本美術のオリジナリティーを説く。覇権国家足り得ない軟弱な国であることを日本美術をもとに論証しているかのようでもある。そして数ある周縁国家のなかで日本がトップランナーであるという評価軸を新たに設定することで国家の面目を保とうという発想が著者のオリジナルな部分だろうか(師匠の辻惟雄の影響下にあることが再三強調される)。2023/02/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19206053
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品