内容説明
絵本は芸術と言語の美しい世界を届けてくれる。そして、心を揺すり、癒してくれる。ブックトークはこころをむすぶ。
目次
はじめに―なぜ、高齢者に絵本なのでしょうか?
第1章 ブックトークって、どんなもの?
第2章 介護のブックトーク実践例
第3章 介護とブックトークと音楽
第4章 学生たちの介護ブックトーク
第5章 魅力的な絵本
第6章 介護現場での読み語り
著者等紹介
梓加依[アズサカイ]
子どもの生活文化研究家。高知大学、天理大学などで学校教育、図書館情報学、コミュニケーション論などを担当した後、現在は近畿大学通信教育部の講師を務める。児童文学、読み語り、朗読、ブックトーク、紙芝居などの活動を行う。「いないいないばあ研究会」主宰
吉岡真由美[ヨシオカマユミ]
福祉医療関係(介護福祉士)の仕事に従事し、現在「ハーベスト医療福祉専門学校」講師。特殊科目「ブックトーク」、「生活学(家政科)」などを担当。「いないいないばあ研究会」会員
村上理恵子[ムラカミリエコ]
大阪教育大学大学院(修士)修了。大阪教育大学附属池田小学校講師、大阪教育大学講師を務めた後、現在、小学校教諭。ブックトーク、語り、音楽とコミュニケーションの研究を行っている。「いないいないばあ研究会」会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
17
【再読】高齢者施設での読み聞かせをしていると、高齢の利用者さんたちとどの様な会を盛り上げていくかが、毎回のテーマとなります。この本はとても参考になります。2020/06/09
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
全国紙芝居まつり松山大会に参加した時に購入した本。すでに小学校ではブックトークを始めていた時期なので、高齢者にブックトーク?と思いましたが、おはなし会の組み立てのようでとても参考になりました。高齢者向けの選書で思い出し再読しました。2020/05/07
ふう
8
実践の具体例が豊富で、お年寄りの反応が目に浮かびます。絵本をベースに、歌や手遊び、笑いも取り入れて、認知機能の回復も図れる素晴らしい取組だということを学びました。生きてこられた年月を遡ってアプローチできるという意味では、施設での、小集団に対してのブックトークだけでなく、個人に関わってその生きてきた道を一緒に辿っていける可能性を感じました。介護に関わる人にもぜひ薦めたい本です。2015/04/26
円舞曲
8
高齢者向けのプログラムと事例など参考になりました。2012/05/17
小島輝彦
5
良い取り組みだと思います。広まってほしい。