出版社内容情報
二〇二一年二月、ミャンマー国軍がアウンサンスーチー国家顧問らを拘束した。現地取材をもとに、この政変の背景にある国軍、民主派、少数民族の因縁を紐解く。
内容説明
二〇二一年二月一日、ミャンマー国軍がクーデターを起こし、アウンサンスーチー国家顧問らを拘束した。民主化に舵を切ったとみられていた国で起きた突然の政変は、世界に衝撃を与えた。民政移管後もなお大きな力を維持していた国軍が、なぜ今クーデターに踏み切ったのか。その背景にあるのが、ビルマ人ナショナリズムに基づく国軍、スーチー率いる民主派NLD、国内に一〇〇以上存在するとされる少数民族の因縁だ。現地取材をもとに三者のもつれた関係をひもとき、クーデターの深層を探る。
目次
第1章 クーデターの衝撃(未明の急襲;暴挙の前兆;広がるデモ)
第2章 スーチーと国軍(創設の父、対立の娘;特権の侵食;冷めた関係)
第3章 多民族国家の矛盾(ロヒンギャ七〇万人の流出;独立国「ワ」;タイ国境の両側)
第4章 狭まる言論(真実への報復;後退する自由;暴走するSNS)
第5章 問われる国際社会(関係国の思惑;日本の役割)
著者等紹介
北川成史[キタガワシゲフミ]
1970年、愛知県生まれ。早稲田大商学部卒。1995年に中日新聞社入社。同社東京本社(東京新聞)社会部を経て、2017年9月から3年間、東京新聞・中日新聞バンコク支局特派員(19年8月から支局長)として、アジア・オセアニアを担当した。現在、東京本社社会部記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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