ちくま新書<br> 中国語は楽しい―華語から世界を眺める

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ちくま新書
中国語は楽しい―華語から世界を眺める

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480073891
  • NDC分類 820
  • Cコード C0287

出版社内容情報

中国語で書き各地で活躍する作家が、文法や発音など基礎を解説し、台湾、香港、東南アジア、北米などに華語として広がるこの言語と文化の魅力を描き出す。

内容説明

中国語の世界は広く、面白い。その話者は、中国のみならず、台湾、香港、東南アジア、北米…世界各地に分布し、十億人を超える。それだけの人が話せるのだから、じつは中国語はマスターしやすい。そして学ぶのが楽しい、魅力がたっぷりの言語である。中国語で書く作家として活躍する著者が、文法や発音など基礎はもちろん、華語として世界に広がるこの言語と文化の魅力を存分に描き出す。

目次

第1章 十億人も話せる理由―合理的な文法構造
第2章 話すと楽しくなる理由―歌う発音の楽しみ
第3章 中国語で「中国語」は何と呼ぶ?―始皇帝と毛沢東をつなぐ中国語史
第4章 華語とは何か?―中国を飛び出した中国語
第5章 漢字の愛と哀しみ―字体と言語改革の歴史秘話
第6章 台湾、変貌する言語―「台湾華語」と南洋
第7章 香港の言語革命―民主化運動と広東語
第8章 中国語の宇宙観―方位と呼称の秘密

著者等紹介

新井一二三[アライヒフミ]
東京生まれ。明治大学理工学部教授。早稲田大学政治経済学部卒。北京外国語学院、中山大学(広州)、ライアソン・ジャーナリズムスクール(トロント)留学。中文コラムニストとして、北京、上海、広州、台湾、香港の新聞や雑誌に連載を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

61
面白かった 楽しく中国語世界を紹介してくれている。 食べ物、映画、現代の台湾作家、輝いてた頃の香港、文法の説明も目からうろこだった。 推薦本2023/08/24

gecko

10
華語圏で連載をもつ中文コラムニストによる、中国語の世界への招待。中国語という言語を軸に、中国史や、台湾・香港の近現代史、東南アジアや北米における「華語」文化の広がりを眺めることができ、大変新鮮で勉強になった。文法・発音の章は、中国語の親しみやすさをアピールするためかざっくりしすぎていると感じたが、著者が主眼とする「時間と空間の中で、中国語に関する視野を広げることに重点を置いた」という第三章以降がとてもよい。生活や食文化、文学の話もあり、読み物として面白かった。やはり北京では「对对对对对」と言うのだな。2021/08/27

bapaksejahtera

9
単なる中国語こぼれ話かと気軽に手にとったが、中国人華人の言語及び近代言語史にまで踏み込んだかなり包括的な理解を促す一級上の本だった。著者は中国各地や香港台湾及び世界の華人地域での生活経験が深く、他書にないに言語、文学、文化の幅広い知識を与える書籍となっている。冒頭中国語の基本的な構造の説明があった後、中国人華人と呼ばれる何十億人の言語生活とその歴史をこの小冊子で述べる。但し20世紀になって使用されだした「中国」という用語に聊かの拘りもないところや北京語の膠着語的変容について述べないのには不満がやや残った。2021/09/04

さとうしん

9
大陸で話される中国語だけでなく、台湾華語や香港の粤語なども視野に入れ、基礎知識やよもやま話を展開。台湾語は書き言葉として規範化されておらず、結果台湾ではかつての「国語」と歩み寄りを見せていること、そして同様に書き言葉として規範化されていなかったはずの粤語が、「粤語白話文」という形で急速に書き言葉としての規範化が進んでいるといった現地事情が面白い。2021/04/15

Hatann

8
冒頭では文法と発音から中国語の面白さを説明するが、メインは中国語の歴史的・地理的・社会的な位置づけを立体的に示すこと。普通語の地域方言・社会方言としての特徴に加え、東南アジアを含めた大陸外での活用状況をも示す(華話と呼ぶ)。東南アジアの華僑は南方に由来するものが多く、福建語や広東語を母語とするが、グローバル化を見据え華語も身に着ける。中国語の世界共通語としての性格を思い起こす。他方、香港では、ナショナリズムを背景にSNSを通じて暗号的な粤語白話文(広東語の言文一致体)が現れた。香港の本土化が加速するか。2022/01/24

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