ちくま新書<br> アメリカを動かす宗教ナショナリズム

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ちくま新書
アメリカを動かす宗教ナショナリズム

  • 松本 佐保【著】
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • 筑摩書房(2021/02発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480073785
  • NDC分類 312.53
  • Cコード C0216

出版社内容情報

アメリカの人口の3分の1を占める「福音派」とは何か? 政治、経済、外交にまで影響を与える宗教ロビーの役割を解説。バイデン新大統領誕生の秘密にも迫る。

内容説明

アメリカの社会、政治、外交を考える上で、宗教、すなわちキリスト教の役割ははずせない。伝統的なキリスト教が衰退する一方で、プロテスタントの非主流派「福音派」が政治化・多様化し、それがトランプ前大統領誕生へとつながり、世界に大きな影響を与えたのだ。福音派の歴史や信仰から現代社会に与える影響、アメリカでの宗教ロビーの役割をわかりやすく解説。新型コロナ感染症に対するカトリック、福音派の動きや、二〇二〇年大統領選挙に与えた影響も盛り込む。

目次

第1章 トランプ再選の鍵を握っていた「福音派」
第2章 「神の国アメリカ」で高まる宗教ナショナリズム
第3章 いつから宗教票が大統領選挙で重視されるようになったのか
第4章 宗教ナショナリズムが動かすアメリカ政治
第5章 世界の宗教リーダーを目指すアメリカ「宗教の自由」外交
第6章 「宗教と科学」の対立は、アメリカをどう動かすか

著者等紹介

松本佐保[マツモトサホ]
名古屋市立大学人文社会学部教授。1965年神戸市生まれ。1988年聖心女子大学卒業。1990年慶應義塾大学大学院修士課程修了。1997年英国ウォーリック大学社会史研究所博士課程修了。Ph.D.取得。2012年より現職。専攻は国際政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

南北

55
アメリカの大統領選に大きな影響を与える要素の1つであるプロテスタントの福音派について分析した本。アメリカ南部の諸州にはメガチャーチと呼ばれる伝道スタイルがあるが、カリスマ牧師に率いられ、週末の平均信徒数が1万人以上のところもあり、大統領選にも大きな影響を与えている。資産家からの寄付で社会福祉活動を行うところも多く、ヒスパニック系住民もカトリックから福音派に改宗する人もいるようだ。今回の共和党候補はトランプ前大統領に決まりそうだが、民主党候補も含め、次期政権への対応策を今から考えておく必要があると思う。2024/02/13

HANA

53
トランプ元大統領の当選でにわかにクローズアップされたアメリカの宗教右派。本書はその歴史から状況、それによって動かされるアメリカ外交などを解説した一冊。一口に政治に絡む宗教といっても福音派からカトリック、保守からリベラルと様々な要因が絡み合って、日本の報道で解説されているようにキリスト教=保守という単純な構図ではアメリカという国を解読できないのがよくわかる。あとID説はよく知ってたけど、アメリカの政治に付き物のロビー活動を始めたのが福音派とは知らなかったなあ。宗教から見たアメリカ政治面白く読めました。2021/02/16

yutaro13

35
宗教から見る米国政治。プロテスタント非主流派「福音派」の動向について詳しい。福音派が支持する政策を掲げたことがトランプ政権誕生の一因だが、それは宗教保守が政治化した際レーガンが取った戦略だった。イスラム系移民排斥、エルサレムへの大使館移転など政策を次々に実行。結果的にはイスラエルとアラブ諸国の歴史的和解に繋がる。中国には宗教の自由外交を掲げて圧力をかけ、内政では保守系の最高裁判所判事を指名し宗教ロビーの支持を得る。宗教政策では一定の成果をあげたトランプが敗れたのは、コロナ軽視と経済的打撃が要因との分析。2021/05/15

ホシ

27
キリスト教福音派を中心に宗教が米国政治に及ぼす影響を解説します。宗派、地域、人種、社会的位相、政治信条などがファクタとなって米国政治は複雑な様相を見せます。全て整理できた訳ではありませんが、かなり理解が進みました。そもそも「福音派」という宗派があるのではないんですね(汗;想像をはるかに超えて米国は宗教と政治が「ズブズブ」でした。日本の創○学会ウンヌンがかわいいレベル…。逆に日本は宗教が政治に接近することに異様なまでに警戒する国なのかな?とも思いましたね。2021/06/29

崩紫サロメ

26
バイデンの大統領選出、それにトランプが訴訟を続けている状況で書かれたもの。トランプの支持基盤となった福音派についての考察であるが、それほど単純なものではなく、カトリック保守派、正教会保守派などが絡み合って「宗教ナショナリズム」を形成しており、福音派のカーターの政策を「裏切り」と感じたらレーガンを支持してきたし、現在も反中意識からウイグルのイスラム教徒を支持するなどの行動が見られる、「労働者の尊厳」は極めてキリスト教的な概念でありながら、福音派と資本主義が一体化しており柔軟な対応ができなかったことも指摘。2021/06/01

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