出版社内容情報
アメリカの人口の3分の1を占める「福音派」とは何か? 政治、経済、外交にまで影響を与える宗教ロビーの役割を解説。バイデン新大統領誕生の秘密にも迫る。
内容説明
アメリカの社会、政治、外交を考える上で、宗教、すなわちキリスト教の役割ははずせない。伝統的なキリスト教が衰退する一方で、プロテスタントの非主流派「福音派」が政治化・多様化し、それがトランプ前大統領誕生へとつながり、世界に大きな影響を与えたのだ。福音派の歴史や信仰から現代社会に与える影響、アメリカでの宗教ロビーの役割をわかりやすく解説。新型コロナ感染症に対するカトリック、福音派の動きや、二〇二〇年大統領選挙に与えた影響も盛り込む。
目次
第1章 トランプ再選の鍵を握っていた「福音派」
第2章 「神の国アメリカ」で高まる宗教ナショナリズム
第3章 いつから宗教票が大統領選挙で重視されるようになったのか
第4章 宗教ナショナリズムが動かすアメリカ政治
第5章 世界の宗教リーダーを目指すアメリカ「宗教の自由」外交
第6章 「宗教と科学」の対立は、アメリカをどう動かすか
著者等紹介
松本佐保[マツモトサホ]
名古屋市立大学人文社会学部教授。1965年神戸市生まれ。1988年聖心女子大学卒業。1990年慶應義塾大学大学院修士課程修了。1997年英国ウォーリック大学社会史研究所博士課程修了。Ph.D.取得。2012年より現職。専攻は国際政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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