出版社内容情報
「脳」「からだ」「壁」……ヒトが生きることの本質を問い続けてきた知の巨人の思索の宇宙を、東大解剖学教室の愛弟子が解剖する。一冊でわかる養老孟司の全て。
内容説明
「脳」「からだ(人体)」「ヒト」をめぐって「生きるとはどういうことか」を問い続けてきた解剖学者・養老孟司の代表的著作を読みなおし、その探求・思想の世界を一望する。「脳より大切なものがある」、「塀の上を歩け」、「あたりまえ」の本質、「無思想」という思想、「ヒトとはなにか?」…知的刺激に満ちた数々の至言とともに、東大医学部解剖学教室からの愛弟子である著者が、各著作が書かれた当時のエピソードも交え評伝風に語る。一冊でわかる、養老孟司のすべて!
目次
序章―一九八五年
第1章 『形を読む』―一九八六年
第2章 『唯脳論』―一九八九年
第3章 『解剖学教室へようこそ』―一九九三年
第4章 『考えるヒト』―一九九六年
第5章 『バカの壁』―二〇〇三年
第6章 『無思想の発見』―二〇〇五年
第7章 『遺言。』―二〇一七年
終章―二〇二〇年
養老孟司の著作一覧
著者等紹介
布施英利[フセヒデト]
解剖学者・美術批評家。1960年群馬県生まれ。東京藝術大学美術学部卒業、同大学院美術研究科博士課程(美術解剖学専攻)修了。学術博士。大学院生のとき、恩師・三木成夫の紹介で養老孟司と出会い、27歳で養老との共著『解剖の時間』(哲学書房)を出版。東京大学医学部助手(解剖学)として養老の下で研究生活を送った。美術批評の著作も多数。解剖学をベースに芸術と科学の交差する美の世界を探究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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