ちくま新書<br> 養老孟司入門―脳・からだ・ヒトを解剖する

個数:
電子版価格
¥880
  • 電書あり

ちくま新書
養老孟司入門―脳・からだ・ヒトを解剖する

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月23日 22時43分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 304p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480073747
  • NDC分類 491.1
  • Cコード C0240

出版社内容情報

「脳」「からだ」「壁」……ヒトが生きることの本質を問い続けてきた知の巨人の思索の宇宙を、東大解剖学教室の愛弟子が解剖する。一冊でわかる養老孟司の全て。

内容説明

「脳」「からだ(人体)」「ヒト」をめぐって「生きるとはどういうことか」を問い続けてきた解剖学者・養老孟司の代表的著作を読みなおし、その探求・思想の世界を一望する。「脳より大切なものがある」、「塀の上を歩け」、「あたりまえ」の本質、「無思想」という思想、「ヒトとはなにか?」…知的刺激に満ちた数々の至言とともに、東大医学部解剖学教室からの愛弟子である著者が、各著作が書かれた当時のエピソードも交え評伝風に語る。一冊でわかる、養老孟司のすべて!

目次

序章―一九八五年
第1章 『形を読む』―一九八六年
第2章 『唯脳論』―一九八九年
第3章 『解剖学教室へようこそ』―一九九三年
第4章 『考えるヒト』―一九九六年
第5章 『バカの壁』―二〇〇三年
第6章 『無思想の発見』―二〇〇五年
第7章 『遺言。』―二〇一七年
終章―二〇二〇年
養老孟司の著作一覧

著者等紹介

布施英利[フセヒデト]
解剖学者・美術批評家。1960年群馬県生まれ。東京藝術大学美術学部卒業、同大学院美術研究科博士課程(美術解剖学専攻)修了。学術博士。大学院生のとき、恩師・三木成夫の紹介で養老孟司と出会い、27歳で養老との共著『解剖の時間』(哲学書房)を出版。東京大学医学部助手(解剖学)として養老の下で研究生活を送った。美術批評の著作も多数。解剖学をベースに芸術と科学の交差する美の世界を探究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

86
東大解剖学者時代から養老孟司の弟子として30年以上の付き合いのある著者が、ご本人に確認して書き下ろし本を7冊取り上げ、それを辿ることで彼の思索の行き着く先を読み解く入門書。彼の人間観は「脳化」であり、ヒトは視覚と聴覚を同じものとして交換可能にし、アウトプットとして言語を生み出した。現代は江戸時代から始まる脳化の時代であり、お金も民主主義もそこから生まれた。一元論の危険性を警鐘し、塀の上を歩くことの大事さを説く。芸術は数学の対極、違いの追求。「養老式の二元論。デジタルもことばも不死だ。ゼロと一の間のアート」2021/04/25

keroppi

69
図書館の新刊コーナーで見つけて。養老孟司の主な著作を読み解く。養老先生の弟子である著者は、先生との様々なエピソードも織り込み人間・養老孟司を描きつつ、その探求の世界を分かりやすく解読していく。解剖学から脳の話、そして意識、思想、社会、果てはアートまで。実に刺激的な本だった。この著者は、東京藝術大の大学院の時、恩師・三木成夫の紹介で養老先生と出会ったそうである。芸術と解剖学の関係が私の脳に響く。養老孟司の著書も読みたいが、この本の著者・布施英利の他の著書も、三木成夫の著書も、とても読みたくなってしまった。2021/04/09

tamami

48
250冊を越える養老孟司先生関連の著作から、書き下ろしを中心に7冊を選び、直弟子である著者が解説を加えた「養老孟司」入門の書。養老先生の本からは、『バカの壁』を始めとして沢山のことを学ばせてもらったが、本書を読むと、自分が如何に浅い読みに止まっていたかを思い知らされる。読書に正解の読み方はないというが、「意識」というような概念一つとっても、納得がゆく見方が示されていて、本書を導きとしてもう一度養老本に挑戦してみようかと思う。殊に初期の主要著作である『唯脳論』は、繰り返して読むに値する本であると思う。2021/03/21

三井剛一

11
養老孟司の著書を読んでも、理解が至らず手に取った一冊。 養老孟司の助手をしていた著者が5冊選出し、解説、整理している。 さらに奥深い思索が見え、底がつきない。理解が進むどころか、自分の読解力のなさから、逆に混乱してしまった。 ヒトには、「イコール」「同じ」と認識する機能があり、そこから文明が始まったのには納得。 脳科学の発達による脳至上主義に警鐘を鳴らし、自然、無思想、感覚、身体に意識を戻すように。自分は、医療を学ぶことで、バランスを崩している。 「脳より大切なものがある」これに尽きる。2023/05/03

ハチ

11
最終章の布施さんと養老先生の会話が暖かいなあ。間が空いてポツポツと言葉が溢れる雰囲気がよいなあ。布施さんはお弟子である前に、養老先生の1番のファンなんだな。先生への敬意と愛情が誠実に文章に刻まれていて、確かな読み心地だった。2021/03/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17514498
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。