出版社内容情報
「日本に人種差別はあるのか」。実は、この疑問自体が差別を生み出しているのだ。「人種」を表面化させず、差別を扇動し、社会を腐敗させるその構造に迫る。
内容説明
「日本に人種差別は本当にあるのか」。そのように疑問に思う人も多くいるだろう。だが日本にも人種差別撤廃条約で禁止されている差別が現実に起きている。間違えていけないのだが、現在の人種差別は人種を表に出せないかわり、文化の差異などを理由に差別を扇動しているのだ。なぜそのような差別は起きるのか?日本ではそれが見えにくい理由は?レイシズムの力学を解き明かす。
目次
第1章 レイシズムの歴史―博物学から科学的レイシズムへ
第2章 レイシズムとは何か―生きるべきものと死ぬべきものとを分けるもの
第3章 偏見からジェノサイドへ―レイシズムの行為
第4章 反レイシズムという歯止め
第5章 一九五二年体制―政策無きレイシズム政策を実施できる日本独自の法
第6章 日本のレイシズムはいかに暴力に加担したのか
第7章 ナショナリズムとレイシズムを切り離す
著者等紹介
梁英聖[リャンヨンソン]
1982年生まれ。東京都立大学卒。一橋大学大学院言語社会研究科博士後期課程。専門は在日コリアンへのレイシズム。政治家や極右のレイシズムを調査・分析する日本初のヘイトウォッチNGO「反レイシズム情報センター(ARIC)」の代表を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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