出版社内容情報
実証研究に基づき最先端の研究者が執筆する『昭和史講義』シリーズがいよいよ戦後に挑む。上巻は占領期から55年体制の成立まで、主に50年代前半までを扱う。
内容説明
戦後昭和史はこれまでさまざまに語られてきたが、実証的研究に基づいて客観的に史実を描いたものは少ない。左右が激しく対立したこの時代こそ、何が起きていたかをイデオロギーから中立に描くことが求められよう。第一線の研究者が一般読者に向けてわかりやすく説き明かす昭和史講義シリーズ・待望の戦後篇。上巻では占領期、天皇・マッカーサー会談から五五年体制の成立、六〇年代の自民党抗争史までを二〇のテーマで通観する。真の歴史を知りたい人に贈る最先端の現代史入門。
目次
天皇・マッカーサー会談から象徴天皇まで
戦後改革
シベリア抑留
復員と引揚げ―戦争終結後の人の国際移動
東京裁判―被告東条英機のケースから
日本国憲法
新憲法と世論の変遷
吉田茂内閣―時代で変化する吉田路線とワンマン宰相
戦後共産党史―レッドパージから六全協まで
朝鮮戦争と日本
再軍備から自衛隊創設まで
サンフランシスコ講和条約・日米安保条約
李承晩ラインと漁業問題
ラストボロフ事件―日本を舞台とした米ソ情報戦
鳩山一郎内閣
砂川闘争・基地問題
五五年体制の成立と展開
自民党抗争史
戦後賠償問題
日ソ共同宣言
著者等紹介
筒井清忠[ツツイキヨタダ]
1948年生まれ。帝京大学文学部長・大学院文学研究科長。東京財団政策研究所上席研究員。専門は日本近現代史、歴史社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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